野池66−釣行記−FishingTrip
野池情報−2007/09/30
気象・野池状況 |
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天候 |
曇り時々雨 |
風 |
弱風 |
気温 |
20℃ |
水質 |
良好 |
basstank釣行記−2007/09/30−6:30〜8:00
午前6時、朝一番に見事、釣行を開始することができる。
本日、小雨がパラつく中やってきたのは、いつもバサーで賑う人気の中規模野池。私にとっては、初めてのフィールドである。
そして、雨と気温のせいか、辺りには霧が立ちこめている。
…しかし、寒い。長袖でないと、震えてしまうほどだ。真夏のような残暑が続いていたのに、本日は全国的に気温が低いようである。
さて、ボートを出すか出さまいか悩んだが、結局陸っぱりにて釣行することにした。
朝一に撃っていくのは「ハスキーハスジー」、ビッグベイトである。
昨日は、このルアーで初めて釣果を出すことができた。
正直、このビッグベイトでブラックバスは釣れるのか?という疑問を、拭い去ることはできずにキャストし続けていたが、今ではその不安も全くない。
ハスキーでブラックバスは釣れる!しかも、その対象サイズは40cm前後〜。決して、でかバス限定の一撃必殺ビッグベイトではないことを、昨日証明することができた。
パターンさえハマれば、万能かつ最強の武器となる。朝一番、ブラックバスの活性が最も高い時に、ハスキーを撃っていくことは、決して間違ってはいないだろう。
この日の撃ち始め、私の活性は低かったが、バスの活性は高かった。
整備護岸沿いにキャストしていき、数投後…ほぼ昨日と同じパターンで、さっそくのバイト!!
着水後に巻き始めた瞬間、ハスキーが水中に引きずり込まれたのである!いきなりのバイトに、こちらも焦る。
ロッドから伝わってくる感覚からは、40cm中盤か。それほど苦労する事無く、足元へ寄せてくると…ナイスバス、40cmUP!
が…水中から、ブッコ抜こうとしたところ…痛恨のバラシ。
連日のバイトに気を良くしてしまい、非常に雑なファイトをしてしまった…反省である。
同じポイントに、まだブラックバスは付いていそうである。再度、ビッグベイトでヒットさせることは難しいだろう…フォローで、タンクリグを撃つ。すると、見事ヒット!
これまた、40cm前後のナイスバス!ファイトを楽しむ。数度のライズの後、あと2m!…バスがエラを広げ、乱舞する…バレた。
…ショック、呆然である。さらに、髪を触る小雨が切なくする。
もう帰ろうか…自分を責める。
それにしても、この野池のブラックバスは、アベレージサイズが大きいようである。
もしかしたら…可能性を信じ、ビッグベイトを投じていく。
ここで狙うポイントはシャローエリア。私は、マズメ(朝方、夕方)とシャローエリアとビッグベイトは、相性がいいと確信している。
そして、その確信が本物となる。
水深1m以内と思われるオープンなエリアを狙い、その沖へハスキーをブン投げる。大きな音を立てながら、着水。すぐに巻き始めると…
『ボンッッ!!!』
出たっっっっっ!!上半身を大きく反らしながら、3度合わせる!ここまで完璧。
しかし、重っっ!そして、ルアーを捻ね繰るようなファイト…ライズはないが、明らかにわかるその大きさ。でかバスだっ!!
必死に寄せる…しかし、ドラグが出ていく。アドレナリンも出すぎ、楽しいのか怖いのか、自分でもよくわからなくなる。はっきりしていたのは、「絶対に獲る!」この強い気持ちだけである。
1分程のやりとりの後、ようやくその姿を確認できるほどに…足元は雨により極めて悪いが、水面との角度はない。
引きずり上げよう!
そして、バスが水面から体を現し、岸に上がった瞬間!フックが外れたっ!!!
やばいっ!
…幸い、岸際の水深が浅すぎたため、バスに水中へ逃げる時間はなかった。ロッドを投げ、バスの元へダッシュ。水の中で横になったまま暴れるバスを、必死で押さえ込む。
…親指を口の中に突っ込み、人差し指をしっかりと曲げこむ!
よっしゃゃゃっ!!!
最高のメタボリックブラックバスをキャッチ!さすが、モンスターハンター「ハスキーハスジー」!
なかなか、このようなコンディションのでかバスに出会えることはない。 自身の体の重さで、口が伸びている。…文句無しのランカーバス!
このような魚と出会えるからバスフィシングは、人々を魅了するのだろう。
ここで気付いたのは、ハスキーハスジーをはじめとしたビッグベイトの扱い方である。
本来、ビッグベイトの使用シーズンは、ブラックバスの産卵時期、春先である。シャローエリアにある、バスの「巣」を狙って通すと効果的で、侵入者に対して、プリママや子守パパは攻撃してくるのである。
では、スポーンシーズン以外ではどのような攻め方をすればよいのか…
広範囲に探れて、アピール度も抜群のビッグベイト…
深いレンジにいるバスを呼び起こし、トップで獲るという使い方も良いだろう。
しかし、これまでの釣行を通して一番に感じたことは、ビッグベイトが着水した後、2〜秒の「ポーズ」…これはほとんど必要ない、むしろ、逆効果である。
アクション中も同様である。規模の大きい着水、その後にほとんどポーズを入れず、すぐにアクションをし始めた方が絶対によい。その時に、バイトが集中しているからである。ポーズ中にバイトということは、ほとんどない。
つまり、ブラックバスにルアーをじっくり見る時間、考える時間を与えないこと。バスのハンターとしての本能を呼び覚ます…そのような使い方がベストであるような気がする。
引き続き、陸っぱりにてシャローエリアを中心に探っていく。
しかし、やはりビッグベイトで反応を得ることはそう簡単ではない。その後、全く反応はなくなった。
…この野池で、なんとかもう一匹!ここで投じるのは、やはりタンクリグ。
オープンな沖へキャスト…小刻みにしゃくりながら、寄せてきて、足元でフォール。すると、突如目の前でバスが現れ、
「パクッ!」
そのバイトの瞬間を見届けて、一呼吸置いた後…アワせる!
これまた、メタボバスをキャッチ!ブラックバス自身の健康を心配してしまうほど、いいコンディションをしている。
…なぜだろうか。
今回の釣行途中に、大きなザリガニを何匹も発見した。
この野池のバスが異様に太っているのは、おそらくこのような甲殻類が豊富だからであろう。
ベイトフィッシュ以外の、「餌」が豊富であれば、ブラックバスのコンディションもよい…当たり前だが、 ベイトの豊富さとバスのコンディションが見事に一致するという状況は、初めてのことであった。
このことは、今後心に留めておきたい。
その後、陸っぱりスペースもなくなり、考えた末、次の野池へ移動することにした。
本日の野池めぐりも、まだまだ続く…。
バス& 野池画像−野池66−photo gallary
バス画像−野池66
野池画像−野池66