野池75−釣行記−FishingTrip
野池情報−2007/10/13
気象・野池状況 |
|
天候 |
曇り |
風 |
弱風 |
気温 |
23℃ |
水質 |
良好 |
basstank釣行記−2007/10/13−11:30〜17:30
自作ビッグベイト完成!!本日は、さっそくこのルアーの試釣である!!
自作開始から、約1ヶ月。昨日、ウレタン塗装(コーティング)を済ませたばかり。
しかも、 フックやリップ、アイなどの取り付けは、今朝済ませたばかり。
できたての自作ルアー。多関節(テールを含め、6体5関節)ジョイントビッグベイト!!
名づけて…「タンクベイト001」!!目指せ、1000号である。
さて、どのような泳ぎを見せてくれるのか…。今から楽しみでしょうがない!
本日、ルアーの試釣を含め、初心者の友人と二人、向かったのは大規模野池。まるで秘境のように、国道から大きく外れた奥地にある場所。
ここは、以前釣行したことがあり、そのときは、MAX30cmUPが精一杯だった。
だが、この野池のポテンシャルは、その時も非常に高く感じていた。ここは、もっと大きなバスが潜んでいそうな雰囲気で満ちている。
タンクベイトの試釣には相応しいだろうと、この場所を選択した。
到着してみると、先行者はなし。野池の状態、水質も極めて良好である。
期待を胸に、さっそく、タンクベイトを水面に落としてみる…
…
…あれっ!?
まったく、沈まない。横這いになり、水面上をスライドしていくだけ。
…
…シンカー入れるの忘れたっ!!
金具やフック類で、ある程度沈むと確信していたが、完全に間違っていた。 全く、ルアーとして機能しない。これでは、単なるでかいオブジェクトか船である。
バスを逃げさせてどうする…。
華麗に泳ぐビッグベイト…そして、でかバスバイトの瞬間を頭に描きまくっていた、自分のアホさ加減に腹が立つ。友人も呆れ顔。
なんとかならないか…
…応急処置!!
二つのフックにショットシンカーを打つこと、計8つ。
これで、果たして釣れるのか?いや、泳がすことが先決である。むしろ、このショットシンカー達が いい影響を与えるかもしれない。
かなり強引だが、この策で行くことにした。確認してみると…
タンクベイト001動画1 |
タンクベイト001動画2 |
よしっ!!泳ぎには問題ない様子。これで、バスがヒットするのかは疑問が残るが…。
悩んでもしょうがない、とにかく出航する。
まず、タンクベイト001を中心に撃っていくが、案の定反応はない。やはり、そううまくはいかないか…。
できれば、バスの姿を見て、早く安心したい。
…ここで、反則技のタンクリグに切り替える。
この時期のバスは、岸際で、ベイトフィッシュをよく追っていることだろう。 丁寧に探っていくと…。
…結果、爆釣である。
サイズは、30cm前後といったところか。以前も、このサイズが多発したように記憶している。
魚影、活性ともに問題なし!!友人とともに、数釣りを楽しむ。
とにかく、よく釣れるタンクリグ。
今回もその信頼感は揺らがない!スーパーエースリグ。
…合間を見て、タンクベイト001もキャストしてみるが、当然、反応はない。
今日は温存しておいて、数釣りの中でサイズアップを狙うか…。
バイトが絶えぬまま、野池を一周。港付近に戻ってきた。
釣果に不満があるわけではないが …自作ルアーで、ブラックバスを獲るということは、本当に難しい夢なのか。
いや、何としても!!
ここで、願いが通じたのか…最高のブラックバスが現れる!!
それは、コンクリート岸壁と自然底の境目、ちょうどブレイクラインになっている辺り。
そのとき、タンクベイトは岸と空から少し離れ、揺らめく水面を頭上に泳いでいた。
口元からつながっているラインに引っ張られながら、垂直に泳がせる魚体を、時折、水平に角度を変える。
そして…
数度目。無邪気に体をヒラ打つタンクベイト。
…命の危機に気付く。
その体勢では、突然現れたブラックバスから逃げる余裕などなかった。
タンクベイトは、自分の体の大半を覆い込むような口で、無抵抗に噛み付かれる。
腹を満たす物体を仕留めた、満足気なブラックバス。しかし…
噛み付いた瞬間、違和感を感じたのか、激しくエラを震わせる。
…!!
よっし!!バイトだっ!!!!!
しかも、でかい!!出来すぎだろ?…と自分でも思う。
だが、これは現実!このラインの先に、激しく暴れるブラックバスがいる!!
しかも、そのライン先に結ばれているのは、自分で作ったビッグベイト。
…その後のことは、よく覚えていない。
夢中で引き寄せ、トリプルフックも気にせず口を掴んでいた。
…釣った!!
やった!!自作ビッグベイトでの初ヒット!!
そして、前方フック、後方フックともに、完璧なフッキング!!
フックにシンカーが打たれていようが、タンクベイトの前では関係なかったようだ。
堂々の50cmUP!!いいバスである。友人も拍手。ともに喜ぶ!
しかし、こんな幸運に恵まれるとは…。
きっと、普段からゴミを捨てず、他人のゴミも持ち帰るよう努めていた、ご褒美だろう。
…勝手な解釈だが、本当にそう信じたい。
『一魚一拾』
一匹釣ったら、感謝の念で、釣り場に落ちているゴミを一つ拾おう。たとえ自分のでなくとも。
私なりのスローガンである。
…さて、調子に乗ってきた!!
すると、必ずバチが当たる私の釣行。
ブラックバスの口に、拳を入れていたところ、バスが暴れだし、激しく負傷。
見た目には浅い傷だったが、このあと大出血と激痛に見舞われる。
バスの歯を侮らない…そして、調子に乗らないことを誓う。
その後、池をもう一周することを決意。
二週目も、反応が途絶えることはなかった。
タンクリグには、コンスタントに反応があり、着々と釣果を伸ばしていく。 友人もタンクリグにて、数釣りを楽しんでいる様子。
そして、最後の最後で、再びタンクベイト001に、バスがヒット!!今度は、トップ!!激しいバイト、最高!!!
サイズは40cmながらも、嬉しい二匹目。…記念すべき二匹目である。
その後、このバスを最後に日没を迎え、この日の釣行は終了。
自作ルアー人生、最高の門出となる、釣行であった。
『一魚一拾』
岸際に落ちている、捨てルアー、ルアー袋、ライン、ペットボトル…いつもより広範囲に拾って帰る。
感謝の念を込めて…次回も、いいバスに出会いたい。
バス& 野池画像−野池75−photo gallary
バス画像−野池75
野池画像−野池75