野池82−釣行記−FishingTrip
野池情報−2007/11/17
気象・野池状況 |
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天候 |
晴れ |
風 |
弱風 |
気温 |
12℃ |
水質 |
極良 |
basstank釣行記−2007/11/17−11:30〜16:00
本日やってきたのは、超メジャー大規模野池。今シーズン訪れるのは、何度目だろうか。 前回はボウズに終わったが、果たして今回は…。
この野池は、私が一番好きなところ。
景観、水質、バス…全て満点である。
先週の釣行で今シーズンを終えようと思っていたのだが、天候は気持ちの良い秋晴れ。時折雲がかかる程度。
しかも、この時期になれば、バス釣りをする人口は激減するだろう。
本当に最後のつもりで、やってきた。
昼前、野池に到着すると、先行者はなし。しかし、目に飛び込んできたのは…
ゴミ放置禁止を訴える看板の目の前に捨てられた「ロッドケース」。
このケースを放置していった人間は、いったい何を考えているのだろうか。
シーズン、最後の最後まで、強い憤りを感じることになった。
誰もいないフィールドで、ぶつぶつ独り言を言いながら、拾い上げる。
バスフィッシングを楽しむ人たち全員に訴えたい。
ゴミを持ち帰ろう。
ゴミを放置すれば、いいバスなど釣れる訳がない。
ルアーの袋や残骸、タバコの吸殻、ライン…これらを、コンビニのゴミ袋に入れる。
なぜ、この簡単な行為ができないのだろうか。もしかしたら、たった一つのゴミを 持ち帰るだけで、大物と出会えるかもしれないのに…。
今シーズン、最終釣行。出航する前、一年間の感謝とともに、目に見える範囲でゴミを拾っていく。
さて、気を取り直し、出航である。とりあえず、秋から冬にかけて良いとされるエリアから打っていく。
周囲の木々は、もう冬支度。美味しそうな「柿」もなっている。
水質は、極めてクリア。ただし、気温も低く、水温も20度を大きく下回っている様子。
…他のバサーの姿が見えないのも、うなずける。
全く、反応が無い。
先週、活躍したヘビーキャロライナリグも沈黙である。その他、リーダー系のリグを中心に、ラバージグ、ネコリグ…どれも不発である。
この野池には、バスいたっけ?と思うほど静かである。
心残りがないようにと、ビッグベイトやプラグ類も投入するが…当然、水面を賑わすだけである。
困った。
完全に打つ手を失った。今回も、この場所では惨敗に終わるのか…。
ポイントを大きく変えてみるが、変化はなし。
ロッドから伝わってくるのは、冷たい水の中を這い回るルアー達の、元気のない返事だけである。
陽は暖かいが、風は冷たい。時間だけが過ぎていき、時刻は午後4時を迎えようとしていた。
ここで、選んだのは…日中、最も日差しが当たっていたであろう、野池の南側。
そして、「フロリダリグ」。テキサスリグよりも機敏な動きで、リアクションバイトを 誘発させる狙いである。
さて、風も穏やかだ。
ロッド先端、グリップ、ライン全てに、感覚を研ぎ澄ましていく。
底の感触を感じ取りながら、時折ロッドを立て、急激な動きを演出していく。
岩か…木か…。おそらく岩だろう。
障害物に触れた後、ロッドを持つ手に集中すると…。
『サワッ』
ロッドとラインを触るような、微かなアタリ。本当に、本当に微かだった。
しかし、日中に違和感のないルアーをキャストし続け、その感触に慣れていた…そのためか、すぐに感じ取ることができた。
バイトだっ!!
ゆっくりと静かに、ロッドを下げ、助走をつける。
今シーズン最高のフッキングへの助走を…。
『グッ!!』
よっし!フッキングは完璧。ただし、リグの座標はほとんど変化することなく、バスが暴れている。
ロッドから伝わる重みからでも、すぐに理解をした。最高。
ナイスサイズ!!
強烈なファイト。水中から表層へなかなか持ち上げられない。そして、ライズはなく、ドラグが 出て行く。
ようやく、バスの姿が見えると、恐ろしいほど大人しくこちらへ口を見せた。
がっちりと掴む。
やった!
堂々の45cmUP!!冬場に向けメタボリック全開の、メターボバスをキャッチ!!
最高に嬉しい、一匹である。
さらに、そのポイント付近を探ってみたかった。が、今シーズンの余韻を残すと同時に、来シーズンへの意欲を保たせたかった。
その後はロッドを振ることなく帰港した。
再度確信する。バス釣りは最高である。
※あとがき(basstank管理人より)
今シーズン、 「basstank-野池ブラックバス釣行記」をご覧いただきまして、本当にありがとうございました。 サイトを立ち上げ、自身の釣行を報告する中で、様々な方にご意見を頂きました。 私自身、大変勉強になりましたし、励まされるお便りも多く、大変感謝しております。反省させられることも、多くありました。
その中で、印象深かったのは、やはり「釣り場のゴミ」問題についてです。
依然として、釣り人から破棄される「ゴミ」がどのフィールドでも目に付きます。 このことに関して、私と同意見の方からのお便りが多く寄せられたことに、感謝すると同時に、大変嬉しく思いました。
この釣行記を通して、バサーの「ゴミ」に対する意識、バス釣りをする人たちに対する意識に 、良い意味で少しでも変化が起これば、これほど幸せなことはありません。 今後も、訴え続けていきたいと思います。
また、来年度に向けて、サイトの方も充実させていきたいと思います。 今後ともよろしくお願いいたします。 1年間、本当にありがとうございました。
バス& 野池画像−野池82−photo gallary
バス画像−野池82
野池画像−野池82