野池86−釣行記−FishingTrip
野池情報−2007/12/16
気象・野池状況 |
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天候 |
晴れ時々曇り |
風 |
無風 |
気温 |
9℃ |
水質 |
少濁 |
basstank釣行記−2007/12/16−10:00〜17:00
本日のフィールドは、昨日の秘境ダム湖よりも、地理的に北部に位置し、 標高も高い、小規模ダム湖。
国道を北上中、見かけた温度計は、「3℃」を示していた。
決して暖かいとは言えないが、雲の様子は穏かなもの。
フィールドに到着してみると、風もなく、極めて暖かい日和を期待するものだった。
…いい!
昨日のフィールドと、どちらを選択しようか迷ったが、ここに決めて正解だったようである。
水には、少々腐食濁りが入っているが、それほど障害になりそうではない。
好釣果の予感が…。
日差しが暖かい。気温は低いが、風はない。
昨日の凍える思いも忘れるほど…。天国である。
しかし、好天候に巡り合えたとしても、狙っていくポイントは、やはり「高水温」エリア。
それは、日差しが照りつけ、かつ、風が当たらない。岸際に、岩盤あるいはコンクリートストラクチャーがあるポイントである。
このようなエリアは、熱しやすく冷め難い。
夕方には、フィールド全体の水温が上昇してくるだろうが、早くバスを手にしたい。
ここで、手にするルアーは、イマカツ社製のIK400、「ディープクランク」である。
この季節と言えど、広範囲に攻めたい。深めのレンジも射程範囲に入れたい。そして、本日は、ほどよい活性が期待できそうだからである。
ルアーの秘める潜水深度をできるだけ活かすため、超ロングキャスト。
一刻も早く、目標水深へ到達させるために、着水直後に「パシッパシッ」とロッドを煽りながら、フロロラインを張る。
水中にラインが、吸い込まれていく様子を確認しながら、素早くロッドのガイドを全て水中に沈める。
『ゴツゴツゴツ』。
底の感触が心地よい。深度に余裕がある場合は、ロッドの位置を上げていき調節していく。
強めに底へノックした場合は、瞬間的なポーズを入れる。バイトを感じ取ることに集中するためである。
ただ泳ぎ中よりも、イレギュラーなアクションが発生した時に、バイトが多発する。
『ゴツゴツゴツ、ゴッ!』
…ポーズを入れる。
『グッグッ!』
急かすように、ロッドを引っ張るアタリ。教科書どおりのシチュエーション!
バイトだ!
ロッドの張りを強めに維持したまま、ロッドを水中からすっと引き上げる。
フッキングには問題なし。感触は軽いが、元気のいい走りを見せる。
30cmUP!やった!!
時刻は、午前11時を回ったところ。早々のヒットに、この日の活性の高さを伺わせる。
それにしても、プラグでのキャッチは、久しぶりである。
手にするバスは同じでも、ヒットルアーにより、その感動に差が生じるのも事実である。
やはり、プラグでのヒットは嬉しい。
そして、その後も、ディープクランクを撃っていった。
ロングキャスト。ラインを張りつつ、素早く潜水させ、ガイドを全て水中へ。
『ゴツゴツゴツ』
軽快に、底を騒がせていくクランクベイト。
『ゴツゴツゴツ…スッ』
時折、深度が足らなくなるが…心配なし!しっかりと、その深度よりも下にいるバスには、アピールできているはず。
…
マキマキは、楽しい。
…
楽しい!
二匹目キャッチ!さきほどと同サイズである。
今回のヒット状況は、追い喰いであった。
極寒の深海付近から、浮上してくるクランクベイト。
水面まで、あと2mほど…残念ながら、バスに捕らえられてしまった。
すぐ目の前でのヒット。
どれだけ元気が良いのか…もう、炬燵と仲良しの時期であるのに。
『ありがとう、でも、12月中旬ですよ』
と、バスに伝え、釣行を続けた。
その後、次第に反応はなくなり、時刻も日差しも少なくなってきた。
ここで、ディープクランクから、最近絶好調のフロリダリグへと変更する。
ただし、今回は、秘密兵器の「カラーラトル」入りフロリダである。
撃っていくポイントは、依然として限られた場所。高水温エリアである。
今度は、丹念に底を攻めていく。
…
テキサスではなくフロリダを頻用する理由は、様々である。
フロリダリグについての長所のなかで、今回の選択理由として当てはまるものは、「シンカーとワームが直結している」という点である。
シンカーが底の障害物にぶつかる。この時に、シンカーへの衝撃がダイレクトに伝わるのは、明らかに「フロリダ」の方である。
水中で、シンカーが体制を立て直す。その体制に、素直に追従するのは、 明らかに「フロリダ」の方である。
特に、今回は「ラトル」入り。その奏でるサウンドをより効果的に、強くするには、ワーム本体がしっかりと泳ぎ、アクションすることが必須である。
…シンカーとワームが離れてしまうテキサスを、ここであえて選択する強い理由はない。
サイズアップ!!
丹念に、底を攻めた結果である。そして、水中に響くラトルの旋律が、効果的だったと信じたい。
ヒットワームは、ゲーリーヤマモト「6.5インチカットテール」。
初冬だが、この季節でもしっかりとバスは反応してくれる。
アタリも、元気良くロッドを弾くもの。
底の障害物を意識しながら、リトリーブ。
強めに根がかった場合は、いったい何に引っ掛かったのか、想像力をフルに働かせる。
岩か?小石の隙間か?木か?
そして、その障害物の次にある状況を、想像する。
岩が続くのか?平坦な底か?水深が急に落ち込んでいるか?落ち葉が積もっているか?
それとも、バスの目の前か!?
『ゴンッ!!』
ロッドを叩くようなアタリの後に、すばやく強力なアワセを入れる。
重たく、水中に引き込まれそうな感覚。
…最高である。
さらにサイズアップ!!
日没間際であったが、先ほどと同じパターンでのヒット。
ヒットワームは、もちろんラトル入り、5インチヤマセンコー。
そして、この日、4匹目のブラックバスを手にしたところで、タイムアップ。帰港することにした。
状況がよかったのか、選択したポイントがよかったのか、使用ルアーがよかったのか…。それとも、運がよかっただけなのか。
正解は、ブラックバスに聞かなければわからないが、一つだけはっきりしている。
ブラックバスは、まだまだ、バサーを求めている。
元気いっぱいである。ということである。
今シーズンの止め時を、完全に見失った釣行であった。
バス& 野池画像−野池86−photo gallary
バス画像−野池86
野池画像−野池86