野池89−釣行記−FishingTrip
野池情報−2008/01/06
気象・野池状況 |
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天候 |
晴れ時々曇り |
最高気温 |
10℃ |
風 |
弱風 |
平均水温 |
7℃ |
水質 |
極良 |
basstank釣行記−2008/01/06−12:00〜17:00
明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新春、初釣行に選んだ場所は、これまたモンスターの眠る小規模の秘境リザーバー。
どうか、良い開幕になりますように…。
最上流部から、出航する。時刻は正午、水温は…6.0度。…やばい。
良い天気とは言え、年越しにかけてやってきた、寒気の影響がまだ残っているのだろう。
当然、ベイトやバスの気配はない。時間とともに中流部では、もう少し水温が上昇するかもしれないが、上がっても1度ほどだろう。
期待薄の中、釣行開始となった。
とりあえず撃っていくポイントは、日当たりの良い場所である。この季節、水温1度の差が、釣果に極めて大きく影響する。なんとか、少しでも状況の良さそうなエリアを、ディープクランクとスピナーベイトで探っていく。
風さえなければ、ぽかぽかと気持ちの良い天候なのだが…。風が通り過ぎる度に凍える思いをする。
うー…寒い。
迎春バスを追い求め、ここまでやってきたはいいが、どこまでストイックなのか…。自分でも思う。
このあとも、日差しの当たる、北側を攻め続けていった。水温は7度近くまで上昇。状況は良くなりつつあった。
が、全く反応はない。…当たり前か。バス釣りはそれほど簡単ではない。
ここで、少し浮気をすることにした。一日中、山々に遮られ、日差しの当たらない南側へ移動。
幸い、水温は6.5度。
選択したルアーは、6インチヤマセンコー(テール部にラトルを挿入)&フロリダリグの最強コンビである。
…そして、このエリアで迎春バスと出会うことになる。
何気なくキャストしたのは、立木のすぐ隣に倒木が絡むポイント。岸際である。水深は1〜2mほどだろうか。
本当に何気なくキャストした。
まさか、シャローのストラクチャーに付いてはいまい。夏ならまだしも…日陰だし…まさか。
フォールの後、そのポイントから1mほどゆっくりとロッドワークをしながら、リグを寄せる。
再びフォールさせ、ポーズ。再度、縦にロッドワークをしようとすると…
すっと、重みが加わる…!
「おっ、バス!」
その重みをロッドに残したまま、アワせる。
『グッグッ』
あっ、これこれ!…最高!!サイズは、それほどでないようだが、待望のこの感触。
今年最初のバスだっ!!
35cm!!それでも、なかなかのお腹。
「明けましておめでとう、今年もよろしく」と伝え、すぐにリリース。 ファイトの余韻を楽しみつつ、煙草に火をつける。
ふーっ。やっぱり、バス釣りは最高である。
しかし、あのヒットの状況はいったい何だったのか…。シーズン最中を思わせるポイント。しかも、あのサイズ。バスは、まだあんなところに付いているのか…。
水温の状況も他のエリアに比べ、悪いはず…日当たりの良い場所という定説は覆された。
やはり、まだまだ「秋」ということなのだろうか。
…理解に苦しむ中、ボートを進める。
時刻は、16時前。陽も傾き始め、そろそろ時間が迫っている。
ここで選んだポイントは、日中最も陽が当たっていたと思われる、リザーバー中心部にある岬部分。陽は射していないが、水温は上昇しきっているだろう。
しかも、壁面を構成するのは、「岩」である。
ここしかない。
…リグを、バンクキャストし、静かに水中へ送り込む。
…
バイトはない。
縦にロッドを煽りながら、ゆっくりと誘う。
バスは、リグをじっと見つめているに違いない。リグが、地底から離れる瞬間を待っている。
そのタイミングを、与えてやる。…すっと、ロッドを立てる。
…『パクッ』
喰った!
平らな底に、着底するはずのリグが、着底しない。ロッドを弾かない、難しいアタリ。…その着底のタイミングのズレを感じた瞬間、リールを巻き、アワセへの助走をとっていた。
この喰い方の場合、バスは「カプッカプッ」と、ワームを丸飲みにする。
…パワーを溜めたロッドを、一気に引き上げる!
よっし!重さはないが、いい引き!
1月初旬、暴れるバスと戯れる。
40cmUP!!サイズアップである。
よほど、お腹を空かしていたのだろう。体はほっそりとしているが、喉の奥にフッキングしている。
迎春バス二本目、大満足サイズである。
タイムアップの時が迫っていたが、もう少し粘ることにした。
ここで、さらなるサイズアップを狙うため、攻めの姿勢を見せるため、選択するのは…
8インチデスアダー&テキサスリグである。
自分で、勝手に選択しておいて、なんだか笑えてくる。夏じゃないんだからと…。
それでも、デカワームを操る楽しさは、季節を問わない。バスフィッシングの夢を乗せて、彼方へ着水していく。
…
結局、デスアダーでは、何も反応が得られないままタイムアップ。
新春もさっそく、ゲーリーワームとフロリダリグにお世話になった。私の場合、気がつけば、「フロリダリグ」がこの季節の得意リグとなっていた。
誰もが、好きなルアーやワーム、得意なリグやアクションがあるはずである。
もちろん、様々なルアーやワームを、バスやフィールドの状況に合わせて使用していくことは、必須であろう。
しかし、このルアーさえあれば!このリグさえあれば!!というものを、一つでもいい。どのような状況でも、これさえあればというルアーが存在すれば、バス釣りは楽しめるものである。
そして、できれば、そのような得意ルアー、リグがどんどん増えていけば、さらにバスフィッシングは広がりを見せるかもしれない。上達するかもしれない。
私は、この季節、「フロリダリグ」を頻用してきた。釣果は、フロリダリグ以外を用いれば、もっと良いものが望めたかもしれない。
だが、私はこの季節で、確実にバス釣りは上達できたと確信している。厳しい季節に、新たなるリグに挑戦する…ゴミ拾いの次に、上達への近道かもしれない。
バス& 野池画像−野池89−photo gallary
バス画像−野池89
野池画像−野池89