野池92−釣行記−FishingTrip
野池情報−2008/03/20
気象・野池状況 |
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天候 |
曇り |
最高気温 |
14℃ |
風 |
強風 |
平均水温 |
12℃ |
水質 |
少濁 |
basstank釣行記−2008/03/20−14:30〜17:00
早春、最高気温15度を越える日が続いていた。しかし、昨日からやってきた低気圧の影響から、大雨。本日、雨は上がったが、依然として冷たい北からの風が強く吹き続けていた。
最高気温は10度前後まで上昇しているが、風のあまりの強さに手が凍える。冬へ逆戻りか…フィールドの状況は何処も厳しそうである。しかも、ここ一ヵ月ほどバスの姿を見ていない。バス釣りに行っていない訳ではない。…完全なるスランプに陥っていた。
さて、このような状況で向うは、小規模野池。バス釣りの原点に戻り、野池ブラックバスと陸っぱりで向き合うしかないだろう。今一度、自身の釣りを見つめ直すために。
まずやってきたのは、全周500m程の野池。強風のため、白波立っている。
水温は12度ほどあるが、昨日からの大雨のせいだろう、濁りも入り水位も大きく変化しているようである。ここは、過去にも実績のある場所で、40cmUPも狙える。
しかし、この状況では…ハンドルを握りながら意気込んでいたが、現場へ到着するなり、さっそく弱気になってしまった。
ここで選択したルアーは、リアル系色、チャート系色のサスペンドタイプのもの。エバーグリーンのプレデターとスーパースレッジである。
これらは、先日から早春パターンのバスを攻略するために多用しているが、私の力量不足のため、未だ春バスを手にしていない。個人的な考察だが、リトリーブ速度、ジャークのタイミングがバスの活性と一致していないということが一番の反省点だと考えている。
今日も、バスの活性は極めて低いと思われる。ゆっくりゆっくりと攻めつつ、バスの食い気と一致するルアースピードを探ることに専念した。
…が、あまりの強風のため、すぐに釣りを断念。30分ほどロッドを振ったところで、次のフィールドへ移動することを決意した。
続いて訪れたのは、同じく全周500m程の小規模野池。 こちらは、先ほどの野池より、水質も含め状況はかなり良いようである。
この野池も、過去に実績のある場所で、大好きなフィールドの一つである。
地理的にも、南の方の平野部にあるので、水温も期待できる。もちろん、バスの反応も…。
風は時折、強く吹きつけていたが、この場所に懸けることにした。
まず、何としても一本!!ここで撃っていくのは、やはりシャッド系ルアー。
水深3〜5メートルの場所を、トゥイッチやジャークも入れつつ、デッドスローでゆっくりと探っていった。
野池の端から、整備護岸を横へ横へと移動しながら、沖へルアーを放っていく。
ディープに潜むバスへもアピールできるよう、着水直後のリトリーブは、必ずトゥイッチを数回入れてから。そして、その後は10秒ほどのロングポーズ。バイトを待つ。
ポーズの後は、超デッドスローリトリーブ。ルアーがアクションを発生する限界のスピードで引く。そして、ポーズ。…バイトを待つ。
…
ダメか…。今日も、ダメか…。敗北感が漂う。
何も反応は無く、野池の最奥部までやってきた。
ここは、水深1〜2メートル以深のエリア。そして、ここでルアーチェンジ。ミノーの出番である。 カラーは水質に合わせ、リアル系のアユカラー。
もし、シャローまで上がっているバスが存在するなら、ミノーの泳ぐ水深、アピール度のあるローリング、ウォブリングアクションにも反応してくれるだろう。
カバー沿いへ平行にキャスト。スローに巻き、ポーズを入れる。
ミノーの動き動画 |
3〜4秒に1巻き程度だろうか、弱った小魚を演出する。ロッドワークは入れない。そして、1mほど前進したところで、5秒ほどのポーズ。 再びリトリーブを始める。 そっとポーズに入る。 その繰り返し。…ゆっくりと時間が流れる。 |
が、時折吹く突風が突然、その緩やかな流れを絶つ。気づけば足元まで、ミノーは辿り着いていた。
再度、同じコースにミノーを放つ。
リトリーブ、ポーズ、リトリーブ。基本を大切に…。
ポーズ…
キャストしてから2度目のポーズだったと記憶している。リトリーブを再開するため、リールのハンドルを握る指に力を入れようとした瞬間!!
『グッグッ』
ロッドが、理想通りに大きくくい込んで行く!!…バイトだ!!
落ち着いて、ロッドに重みを残したまま、ゆっくりと大きくアワせる。
その瞬間、ドラグが出て行く。ベイトタックル、ラインは10ldのナイロン。…最高の感覚である。
ドラグを弄ばれながらも、難無く足元まで寄せると…バスは、さらに強烈な逃亡を見せる。
その姿を確認すると、アドレナリンが飽和状態を迎え、そして、超える。
何度かクラッチを切り、バスの抵抗を許す。フッキングは…問題ないようだ。両トレブルフックが、バスの体に突き刺さっていることを見届け、耐えることに専念する。
二分ほど経過しただろうか、バスとの戦いを制したのは…私である。
やった!40cmUP!!
お腹の様子を見ると…おそらくメスであろう。尾ビレも綺麗なプリスポーンバスである。
そして、この体格が、多くのバサーを魅了するのだろう。大満足の一本である。
いつもの写真撮影は手短に済ませ、丁寧に水へ還す。
どうか、このファイトが産卵に悪影響を及ぼしませんように…。
祈りながら、プリママの泳ぐ姿を見送る。『…ありがとう。どうもお騒がせしました。』
久しぶりのブラックバスに、ほっとする。やはり、バスフィッシングはフィールド選びが最重要なのか。自分の釣りに自信を取り戻すと同時に、フィールド選びの大切さを再確認できた。
その後、野池の反対側へ移動。
ここでは、何とブルーギルをキャッチ!!今年、初ギルである。
普段は厄介者扱いされているが、これほど嬉しいブルーギルはいない!!
強風のため整備護岸へ戻るが、さらに一本追加!!間違いなく春本番である。
そして、2本目のギルをキャッチしたところでタイムアップ。これにて釣行を終えることにした。
今後はますます、水温は上昇し、バスの活性も高くなることだろう。 ルアーアクションもスピーディーなものが効果的となる。
ミノーにてテンポ良いトゥイッチ中、『ズーン』と重くなる感覚…あの最高の感覚を、早く体験したいものである。
バス& 野池画像−野池92−photo gallary
バス画像−野池92
野池画像−野池92