野池99−釣行記−FishingTrip
野池情報−2008/05/05
気象・野池状況 |
|
天候 |
晴れ時々曇時々雨 |
最高気温 |
20℃ |
風 |
弱風 |
平均水温 |
18℃ |
水質 |
良 |
basstank釣行記−2008/05/05−9:30〜19:00
本日は、本当に久しぶりの休日!丸一日釣行である!!
まず向かったのは、全周600mほどの小規模野池。 ここは、サイズこそは出ないものの、数釣りが楽しめるお気に入りのフィールドの一つである。
予想通り、バスの方は高反応であった。
スクリューベイトやミノー(リップライザー、スローフローティング)、ポップMAXへ次々にヒット。楽しい一時である。
バイトが途絶えない。ほとんど入れ喰い状態である。やはり、バス釣りは季節が重要ということだろうか…久しぶりの数釣りに、気を良くする。
が、サイズが一向にアップしない。おそらく、スポーニングに関係したバスは、深場へと落ちているのだろう。
ゆっくりとディープ狙いをしてもおもしろいが…より条件のよい場所を選択した方が賢いだろう。結局、2時間ほどの釣行で、このフィールドを後にすることにした。
次に向かったのは、本日のメイン野池、全周300mほどの小規模野池である。到着したのは、午後2時40分。
野池の状況は…水温18度、水質も良し。スポーニングはすでに終わっているはずだが、ここは期待できそう…。
出航準備を終え、時刻は午後3時。よしっ、日没まで勝負だっ!
GWに野池へ浮かぶ…幸せな時間の再開である。
今回、メインで使用するタックルは…スピニングタックル!
まず、セットするのはスモールラバージグ、ジャクソン製エグジグ。 トレーラーは、ゲーリーヤマモト製シャッドシェイプワームである。
アフターのバスを慎重に、そして、本気で獲るために選択したリグ。 久しぶりのスモラバである。
ラインは、フロロの3lb。極小リグをヘビーカバーへ撃ち込んで行く。
と、水面へ覆いかぶさる木の奥へエグジグを送り込み、ゆっくりとフォールさせていたところ…
ラインが不自然に走るのを確認する。ロッドからは、その違和感は伝わってこない。
バイトだっ!!
小さなリグに装備されている細いフックを、しっかりとバスの上顎へ突き刺すために、思いっきりアワせる!!
『ギーッ!!』
バスの感触とともに、スピニングリールのドラグが唸りを上げる。 のった!!
35cmくらいか…。ロッドからの感触では、バスの大きさの判断は決して大きくなかった。しかし…
『バシャン!!』
バスのライズとともにその体の大きさを確認する。でかっ!!
45cmは行ったか…そして、ライズ直後、バスもその危機を完全に察知したのか、猛烈な逃亡を試みる。
鯉??と思うほどの走り。その一度のライズ後、全く水面へ上がってこない。
…ヤバイ。
バスが再びカバーを目指す。それを必至に止めようとするが、ラインは可哀想なほど悲鳴を上げている。
案の定、バスはカバーの中へ…が、その姿が確認できる。手でキャッチできる位置で、ラインごと引っ掛かったようだ!…獲れる!!
急いで、そのカバーへ近づく。そして、その大きなバスを手にしようとした瞬間!!
『プンッ』
…ラインブレイク。バスの姿も水中へ消えていく…と同時に、襲ってくる絶望感と悲壮感。
もう帰ろう…。GWに山奥の野池で、いったい何やってんだ俺…。はぁ…。
ロッドを持つ手から、一気にモチベーションが消えていく。
はぁ…。出るのはため息ばかりである。幸せは逃げていいけど、バスは逃げないでくれ…。
力なくロッドを振る。
それでも、野池の状態は良いようである。カバーに大型のバスが付いていることも確認できた。
もしかしたら、先ほどのは、本日のドラマの序章かもしれない…無理やりテンションを上げていく。
そして…
まずは一本目!…綺麗な小太りバスである。
このフィールドはベイトが豊富なのだろう、いいコンディションをしている。
スモラバではなく、デカラバに見えるが、とにかく嬉しい一本である。 先ほどの悔しさも、少し薄れてきた…。
よっし!まだまだ、狙っていくぞ!久しぶりのゆっくり釣行だ!
ここでトレーラー類に一工夫を入れる。
それぞれ、テール部分に切り込みを入れる。これらは、アピール度増強のため、トレーラーの動きをコントロールするために行う。
水質やバスの活性により、強い波動が必要な場合、特に有効である。また、フィールドにいるベイトに近づけさせるためにも有効である。
さて、まだ撃ち始めたばかり。このフィールドの全てのポイントへ、このスモラバを撃ち込んでやる!
そして、さらに一本追加!…が、サイズが上がらない。
相変わらずお腹はボッテリ、メターボなバスだが…。
んー、どうしたものか。
付近を見渡すと、子バスの群れが確認できる。 この状況で、狙ってサイズアップはなかなか難しいか。
と、本日の釣りを組み立てなおしていたとき…『ポツポツ』、雨が!
そして、その直後強烈な豪雨に襲われる。
…これが、恵みの雨となるか。
バスの活性がさらに上がっていると信じ、リグをタンクリグへと変更する。中層スイミングで、ベイトを追いだした大型を、引き出す狙いである。
タンクリグとは、単なるショートリーダーのアンダーショット&ワッキーリグである。
が、一つのポイントでゆっくりと誘う点での釣りも、広い範囲を手早く攻める線での釣りも、ヘビーカバーも、子バスも大バスも、何でも来いの最強リグである。
このリグに全てを託す…。最初のバスをもう一度!
カバーへタンクリグを送り込み、着底間も無くスイミングを開始させる。 そのスイミング中のロッドは、小刻みにシェイキングさせるアクションである。
時折、フォールも入れる。そして、このフォール中にバイトが集中する…そして、今回もそのフォール中にバイトが!
サイズアップ!!
狙い通りか…いいコンディションのバスである。
ルアーの素早い動きから、突然のフォールに思わず口を使ってしまったようだ。
ファイトの様子は、30cm台のバスとは思えない強烈なものだった。
しかし…今日のコンディションは相当良いようである。豪雨に会ったものの、野池の状態は最高である。
ほのかに、でかバスの香りがしてきた!
調子に乗ってきたところで、ヘビータックルに持ち替える。
セットするのは、イマカツ製バクラトスイマー、スイムベイトである。
今回、初めての使用だが…おぉ〜、釣れそうである。
7フィート7インチのワイルドスタリオンでキャストする感覚は、非常に重量感たっぷりである。基本アクションは、底まで沈めてからのただ巻き。
その重量から、極めて広範囲に、素早く深いレンジまで探れる。
…しかし、初めて扱うルアーをすぐに使いこなすことはできず、数投の後ロッドを戻す。今回、バクラトスイマーは練習ということにして…。
野池のセンターに位置するカバー。その直下は、ゆっくりと落ち込んでいる好ポイントである。
午後7時、日没が近づいてきている。…ラストチャンスになるか。
ゆっくりと、カバー奥へタンクリグをキャストする。
着水後、ラインを緩め垂直フォールさせる。
よっし。カバー直下へタンクリグが位置したようである。
着底を確認すると、軽くシェイキングさせながら、リグを泳がせる。
ワッキーの波動と、ショットシンカーの絶妙な動きが、たった今、バスを魅了したはずである。
タイミングを計り、フォールさせる。
『クンッ!!』
フォールしているはずのリグが、明らかにバスによって引っ張られる! バイトだっ!!
フックにガードが付いていることも考慮し、強めにアワせる…のった!
ロッドから伝わってくる感覚は…子バスではない。しかし、これまた35cmくらいか。
とりあえず、ライズに備える。案の定、バスは上空を目指す。…それに対し、ロッド先を水面に沈め、ライズを押さえ込む。
完璧!ナイスフッキング、しかも、ナイスサイズ!!
ライズし損ねたバスは、自身の危険に気付き、激しく抵抗し始める。
やばいっ!カバーへ引き込まれる!!
…最初のバラした一本と、似た状況に陥りそうになる。しかし、それだけは絶対に避けなければ。
必至にロッドを立て、カバーから引きずり離す。…よっし!
油断せず、そのままオープンエリアへ導く。その間は、リールのスプールは押さえたまま。ドラグ機能なしで、ロッドの上下とその弾力だけでやり取りする…綱渡りのようなやりとりである。
そして、すぐ足元にバスが近づき、バスが最後のライズをした瞬間!
『スポッ!』
伸ばした右手親指が、ライズしたバスの口にちょうど…入った。
45cmUP!!やった!!
最初のバラシを帳消しにしてくれる一本である。
…しかしいつも思うが、ライトタックルでのやりとりは非常に緊張感があり、ヘビータックル時とは違う楽しさ、感動がある。
とにかく、GW、最高の思い出になる一本!
野池釣行は、これだから止められない。
さて、明日も丸一日休暇!このワクワクする気持ちは、何歳になっても色褪せないものである。
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