basstank-野池ブラックバス釣行記

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basstank−野池ブラックバス釣行記−野池100

野池100−釣行記−FishingTrip

野池情報−2008/05/06

basstank−野池100    basstank−野池100
気象・野池状況
天候
快晴
最高気温
25℃
無風
平均水温
19℃
水質

basstank釣行記−2008/05/06−16:30〜18:30

   GW最終日、日中の渓流釣行を終え、向かったのは大規模野池。 到着したのは、午後4時を少し過ぎたころ。

basstank−野池100

   野池に先行者はなし。

   ここは、いつもボート類がいくつか浮いている大人気フィールドである。

   GW最終日と言えども、この時期、この天候ならば、多くの人で賑っているはずだが…。どうしたのだろう。

   先行者がいない場合、テンションが上がるものだが…この時は、少し不安を抱いた。

basstank−野池100

   野池の状態は…水温19度、水質は超クリア。

   季節や天候もあわせると、かなりのタフコンディションではないかと予想される。

   産卵はほとんど終わってしまっているだろう。回復した大型のバスが、積極的にベイトを追っていることを期待する。

   釣行可能時間は…2時間ほど。明日からの仕事を乗り越えていくため、強く意気込み、出航する。

   昨日の釣行(野池99)では、カバーに大型が付いていることが確認できた。

   全く別の野池とはいえ、昨日の釣りが頭に残っている。時間もない。今日も、やはりカバー撃ちか…。

   セットするのは、タンクリグ。手返しよく、そして、手堅く探っていく。

basstank−野池100

   流し始めて10分ほど…。

   最初のカバーにて、いきなりのヒット!ここでは、リフト&フォールの基本アクション。そして、フォール後のステイ時にバイトがあった。

   サイズは、このフィールドのアベレージ、40cmほどか…。

   …が、一発目のライズにて、ブレイク。

   しかし、魚影の濃さを伺わせる立ち上がりに、さらにテンションが上がる! …今日は、いい!

   …そして、予想通り、先ほどと同じパターンでバスは現れる。

   それは、水面へ倒れ込む木の根元にキャストした直後だった。

   その木の枝を感じながら、リグをフォールさせていたところ…

   『グンッグン』

   元気の良いアタリが!!…すぐにアワせる!よっし!

   気持ちよくロッドが弧を描く。…が、時折ラインの感覚が軋む。

   水中の枝に絡まったか…。

   ラインはフロロ3lb、大丈夫。何とかロッドを立て、枝に救いを求めたバスを引きずり出す。

   間も無く、次第にラインの軋みが無くなり、鈍く重たい引きに変わる。

   …よかった。その後は落ち着いてやりとりをする。

   道糸がロッドの長さまで巻き取られたことを確認した後、ロッドを置き、ラインを手で手繰る。

   そして、大人しくなったバスの口へ手をかける。

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   40cmUP!!…アベレージサイズ!!

   コンディションもまずまずの美しいバスである。やはり、このフィールドのバスは別格である。

   水質が綺麗、ということはバスも綺麗。その体模様のコントラストの強さは、バス釣りをする者を激しく魅了する。

   やはり、バス釣りは楽し過ぎる!!…最高。

   …テンションが上がり過ぎてしまった。

   そして、こんな時、手にするロッドは…

basstank−野池100

   ビッグベイト(メガバス:IT-jack、イワナカラー)をセットしたティムコ フェンウィック ELT-73CXHJである(リール:シマノ カルカッタコンクエスト200)。

   このフィールドは何故か、シーズンを通してビッグベイトと相性が良い。

   ここは、ワカサギがメインベイトで、渓流魚が生息している訳ではないのだが…もしかしたら…

   『バッシャーン!!』

   その大きな着水音に、思わず笑いがこぼれる。

   …これで釣れるんか??カバーでも撃ち込めば、その付近のバスは直ちに逃亡してしまうだろう。と、普通なら考える。

   ビッグベイトの最大の武器は、その存在感である。 バスとの距離がどんなにあろうが、強く引き寄せるアピール力。ビッグベイトのそれに敵うルアーはない。場所、水深に関わらず、ビッグベイトのテリトリーは他のルアーと比べ物にならないほど広いのである。

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   極小リグをカバーへ撃ち込んだ時、運悪く葉っぱ一枚のせいでそのリグが、バスに気付かれなかったということは、多々あるだろう。 それに対し、もしその送り込んだルアーがビッグベイトだったらどうだろう…。

   規模の大きい着水も、ルアーの存在を広範囲に知らせるためという捉え方をすれば、デメリットと決め付けることはできない。さすがに、バスの真上に着水させてしまうと、バスが驚くことになるだろうが、それは他のルアーにおいても同様である。

   どうしても着水音を抑えたいときの方法として、私がよく使うのは、『遠目に投げる』というものである。ルアーを着水させたいポイントまでの距離より、少し遠目に着水するよう強めにキャストする。そして、そのポイントを越えた後、強めのブレーキをかけルアーを引っ張りつつ、目的の場所へ着水させるという方法である。

   さらに、ルアーの飛んでいく軌道を、水面へできるだけ近づけるようにすれば、大きく着水音を抑えることができる。

   ビッグベイトを上手く扱うには、規模の大きい着水、小さい着水を、投げるポイントによって使い分けていくことが必要だろう。

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   …そして、とうとう今年初、ビッグベイトでの一本が現れてくれる。

   この時のキャストは、50mほどのロングキャスト。離れた位置に見えるカバーへ豪快に撃ち込んだときだった。

   『バッシャーン!!』

   着水と同時にリトリーブを始める。泳がせる深度は、約1m。ギア比5のリールで、一秒間に2巻きほどのスピードで寄せてくる。クランクベイトのただ巻きと同じである。

   カバー深くに潜むバス、ルアーの進行より下の水深に潜むバス、遥か遠方に潜むバス…それらのバスへ強烈にアピールするビッグベイト。

   雄大に、そして、艶かしく泳ぐ疑似餌に、それらの内一匹のブラックバスが、ハンターとしての本能、衝動を抑えることが出来ず…噛み付く。

   『ゴゴッ!!』

   着水から5mほど寄せていた時だった。引き抵抗が極めて大きいビッグベイトでも、明確にわかる強烈なバイト!!

   ELT-73CXHJのディップが激しく振動しながら、喰い込んで行く。そして、伝わってくるバスの高い食欲、攻撃性。

   他のビッグベイト専用ロッドよりも、しなやかに設計されたELT-73CXHJが、バスの凄まじい攻撃を上手く吸収してくれる。こちらは、素直にフックをより深く突き刺していくだけ。…ゆっくりと大きくアワせる。

   『グググッ!!』

   水中を抉るような引き。…ビッグベイト自身の体重も加わり、重量感たっぷりのファイトである。

   ドラグが、ギュギュッと出て行くことを確認する…間違いない、いいサイズだ。

   遠方で、バスがライズする…よっし!フッキングは完璧。

   その様子を見た後は、落ち着いて寄せる。

   おお〜、ナイスフッキング!サイズも40cm中盤、ハンドランディングは難しいと判断し、ブラックバスを水面からブッコ抜く。

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   45cmUP!!やった!!

   IT-jackの両フックが、バスの顔面に強く、深く突き刺さっている。そして、フロント側のフックが下アゴに刺さっていることから、ビッグベイトを真横から襲ったことが分かる。おそらく丸飲みするつもりだったのだろう。

   …嬉しいっ!今までビッグベイトを投げていない訳ではなかった。 それでも、ようやく一本!今年初のビッグベイトでのキャッチである。

   本当に嬉しい…サイズも文句なし。

basstank−野池100

   じっくりとその体を眺める。

   スポーニングからかなり回復した個体だろうか。…コンディションも良いようである。ビッグベイトを襲うだけの体力とパワーがあるということは、その体から納得できる。

   ファイトの余韻に浸りつつ…丁寧にフックを外し、ゆっくりと水へ還す。

   「ありがとう、もう少し大きくなってから、また会いましょう」

   改めて、嬉しさと感謝の念が込み上げてくる。

   そして、間も無くタイムアップ。

   時間はあまりなかったが、大満足の釣行となった。

   ライトタックルで獲るバスか、ヘビータックルで獲るバスか…どちらが好きかは、人により異なる。

   釣り…自分の好きなスタイルで楽しむことが、釣り人にとっては最も大切なことだろう。

   いや、釣りに関してはスタイルなど関係なく、自然、そして、魚に出会えるだけで楽しいものかもしれない。

   私はどのスタイル、どの魚種が好きかと問われると迷ってしまう。

   なぜなら、私が大好きなのは、「釣り」だからである。

[フィッシング動画]

 

バス野池画像−野池100−photo gallary

バス画像−野池100

  ブラックバス1匹目(サイズ40cm)
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  ブラックバス2匹目(サイズ45cm)
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野池画像−野池100

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