野池117−釣行記−FishingTrip
野池情報−2008/08/07
気象・野池状況 |
|
天候 |
晴れ |
最高気温 |
36℃ |
風 |
弱風 |
平均水温 |
30℃ |
水質 |
良好 |
basstank釣行記−2008/08/07−16:00〜19:00
本日やってきたのは、小規模野池。
状況は…2mほどの減水。しかし、元々水深もスペースも無いフィールドだけに、極めて小さく見える。
だが、釣果に影響はないだろう。ここはまさに入れ喰いフィールド。しかも40cm〜のバスも比較的容易に獲れ、モンスターも潜む場所。
いわゆる、数少ない「楽園」という場所である。
日没までに残された時間は多くは無いが、十分楽しめるだろう。
8月に入り、一週間が経っている。…夏の終わりも見えてきたが、それでも酷暑は続く。 この暑さを吹き飛ばすほどのバイトを期待したい。
まずは、クランクベイトを撃って行く。
…!!
もちろん、一投目からヒット!
…早くも爆発の予感である。
サイズは小さくとも、バスはバス。楽しいファイトに暑さも忘れる。
水質はそれほどクリアではないため、サイトでバスを確認することは難しいが、おそらく魚影はそこら中で蠢いているのだろう。
時間帯に左右されない、オールタイム、ゴールデン。最高の釣行、開始である。
少し上流へ移動し、同クランクをキャストすると…
すぐに、二本目を追加。
ほとんど、着水後5巻き以内のバイトであった。…クランク、表層、グルグル早巻きヒットの快感を再確認である。
だが、このサイズ…。おそらく、表層はこのサイズで埋め尽くされ、良型が追い始める前に喰われてしまうのだろう。
ここは、早く良型を手にしておきたい。
ワンド境の岬。減水のため薄く沖へ伸びている。
足元は3mほどまで落ちている。岬から緩やかな傾斜が存在しているのだろう。
小規模なこのフィールドでは、どこに投げてもバスは喰ってくるが、良型が潜む条件は限られているはずだ。…ここは、匂う。
少し沈めてみよう。
…タンクリグをセットする。ワームはヤマセンコーである。
岬のほぼ先端にキャスト。…徐々に寄せ、次第に沈めていく。もちろん底を取りながら。
ゆっくりとリフト&フォールさせながら誘う。そして、フォール中…
『ゴッ!!』
バイトだっ!!大きく引っ手繰られたような、明らかに子バスではないアタリ。
『スッ!!』
そのバイトを確認した後、素早く巻きアワセを入れる。…いいサイズ!
ドラグの音が心地よく、小さなフィールドに響く。
バスは大きくライズしながら、左右へ走る。そして、何度かラインが巻かれては出ていくという、嬉しく焦る時間を経験し…
だが、次第に私との距離はなくなっていった。
やった!!…40cmUP!
子バス連発の中、このサイズも入ってくるから面白い。
…しかし、どうしたのだろう…尾ビレが傷ついているが…。
とにかく、早々の目標サイズ達成に気を良くする。
…さて、ここからは大いに楽しもう!
もちろん、大き目のサイズを狙ってはいるのだが、ヒットするのは小型ばかり。
それでも、バス釣りを楽しむには十分すぎるほどの高反応。やはり、釣りは数が出れば出るほど楽しい。
流れ込みエリアを中心に、様々なルアーを試してみるが、パターンを見つける見つけないの次元ではない。とにかく、何でも喰ってくる。
スクリューベイトには良型もヒットしてきたが、バレてしまった。が、そのショックを全く感じさせない程、バスの反応は良かった。
数は伸び、幸せな時間が過ぎるが…人間はどうしても欲が出てきてしまう…。
「サイズを出したい」と…。
使用タックルは、ミディアムのベイトロッドに、10lbナイロン。そして、ノーシンカーリグに、フルサイズのカットテイル。
ただし、スピナーのように「ブレード」を付加しているものである。このブレードは、ラインアイに装着しても良いが、フックのゲイブ部に装着した方が動きも良くアピール度も大きい。
水質に合わせ、ダーク系のブレードを選択したが、果たして…。
基本アクションは、スイミング&スローフォールである。またスイミング中には、シェイクやトゥイッチを入れたほうが、より魅力的なアクションを生み、バイトチャンスも与え易い。
底までを含め様々な水深を探っていく…。そして、今のアクションは全てバスに見られているんだ、という意識でルアーを泳がしていく。
どのリグ、どのルアーでも大切だが、「今バスがルアーをじっと見て、狙っている最中だったら?バスがルアーを意識していない瞬間など無い」と、常に想像し続けておくことが大変重要である。
「釣れないな〜、釣れないな〜」と思わずに、「このアクションを加えたらどうか?ここでポーズならどうだ?このスピードならどうだ!?」と、常に戦いをイメージし続けるのである。
私の経験上、そのような思考が常に保てる人というのは、バス釣りが上手い。一投一投、釣行開始から終了まで、戦略を練り、挑み、試み続け、考察と反省を惜しまない人は、バス釣りが上手い。
ちなみに、私にそのような集中力は…
ない。
…。
特にネタでは無いのだが…もう少し、夢を見させてくれても…。わかっていることだが、「でかワーム=でかバス」という等式は成り立たない。
ジャークさせながら、比較的早目のスピードで泳がせていたところ、引っ手繰っていった。とても、元気の良いバイトだったのだが…。
ここで、野池を一周。
時刻は、午後6時半。少し時間をかけ過ぎたか…。
あと一周は行けるか…と、考えながら整備護岸へノーシンカーを放ちつつ、港へ向かう。
「おっ、あの流木は怪しいな…」
港のすぐ横、2mほどの大きさの流木が水面へ影を落としている。
『ポチャッ』
そっと、ノーシンカーを送り込む。…!!
バイトだっ!
着底を待たず、フォール中にリグが激しく襲われる。ラインを送り込んでいた手をハンドルへ回し、慌ててクラッチを戻す。
そして、何度かロッドを大きく煽りながら、フッキングを確認する。
…!!これは…いいサイズ!
ライズの規模も大きい。引きも…楽しい。
そして、目立った苦労はなく、程なく下アゴを掴む。
やった!…このフィールド、久しぶりの満足サイズである。
子どもが続いていただけに嬉しい一本。もちろん、このリグでなくとも獲れたかも知れないが、ここは自分を信じたい。
子バスの中に、このサイズが入るから楽しい…。これが最終的な本音である。
数もサイズも…欲張りに狙いたい。
そして、その後野池をもう一周。
最後まで活性の高い釣りを楽しむことができた。
結局サイズアップはならなかったが、満足のいく釣行となった。…やはり、ここは「楽園」である。
[フィッシング動画]
バス& 野池画像−野池117−photo gallary
バス画像−野池117
野池画像−野池117