野池127−釣行記−FishingTrip
野池情報−2008/11/01
気象・野池状況 |
|
天候 |
晴れ |
最高気温 |
22℃ |
風 |
弱風 |
平均水温 |
17℃ |
水質 |
少濁 |
basstank釣行記−2008/11/01−14:30〜17:00
本日は11月1日、土曜日。午前中の内に仕事を終え、午後からの釣行。
選んだフィールドは、大規模野池。…この場所に来るのは、久しぶりである。
水量は、もちろん満水。ここは、通年水の量が安定している。…よって、常にコンディションが良く、魚影も濃い。
久しく見ていないが…やはり、満水の野池は美しい。
さて、時間はあまりない。…さっそく、出航準備を行う。
そしてすぐに、水面へ出発。
…!。ボートの先行者だ。声をかけてみる。
「こんにちは」「こんにちは」「釣れますか?」「二本だけですね」
どうやら状況は厳しいようだ。…お互いに苦笑いする。
先行者は早々にフィールドを後にする。残された私も、何か気分が乗らない。
良いフィールドだというのはわかっている。しかし、市街地からのアクセスが良く、バスも大型が潜んでいる。水量も問題なし。よって、大人気フィールドであり、週末には多くのバサーで賑う場所。
そして、大規模野池と言っても、バスの付くポイントは限られている。本日も午前中は、ショアラインを中心に、相当撃ち込まれたに違いない。
これから夕刻を迎えるが、果たして釣果は望めるだろうか…。
今回、岸際のカバーは捨て、オープンエリアをメインに攻めていくことにした。
水深は、5m以深を目安とする。…水温は17℃前半、全く問題なし。最近の天候も理想的なものだ。おそらく、まだまだ秋の釣りが展開できるだろう。
オープンエリアを回遊しているバスを広範囲に狙うため、バイブレーションで探っていく。
…と、開始30分ほどで、さっそくバイトが!
大遠投の後、水面から3mほどのところを中速で巻いていたところ…追い喰い。
サイズは小ぶりだが、その反応の高さに喜びが湧く。
「…今日は楽しめれば良いか」
おそらく、他のバサーの多くが、岸際を中心とした釣りを展開、という読みは間違っていないはず。
私が同様の釣りをしても、釣果はそれほど望めないだろう。
たまには、このようなシチュエーションでも良いではないか。…一週間の仕事から解放された私には、ロッドを振れる幸せだけで十分である。
続いて、シルエットが大きめのミノーを選択。先ほどと同様、オープンエリアに放ち、ただ引きにて探ってみる。
ただしそれは、単に沖へ放つのではなく、湖流を意識し、地形を推理し、バスが流れるコースを読んだ上でのこと。
適当に放っていては、バスとの距離は縮まらないだろう。
楽しみの中にも、常に自分の中に敵を作るよう心がける。
…しかし、ミノーに反応はない。
時折、攻め方も変化させてみる。
カバーから離れたところに、強めに着水させる。その着水で、ルアーの存在を知らせ、バスを寄せる。…しばらく時間を置き、トゥイッチ。…止める。…ただ巻き。
…
…ダメか。カラー、ルアーが合ってない、それとも水深か…。
午後3時過ぎ…陽は早くも、周囲の木々により遮られつつある。
…ルアーを変えてみるか。
目の前には、鋭く落ちた岬。微かに尾根の形を残す地形となっている。
そして、水深は一気に7mほどまで落ちている。地盤も固い。ここで投げたくなるのは…。
クランクベイト。野池メインベイトのギルカラー。私の大好きなルアーでもある。
必ずバスは付いている…。
尾根を跨ぐ様に、ロングキャスト。
そして、その尾根をちょうど掠める様に、リトリーブコースをコントロールする。
…少し潜行深度が足らないか。ロッドを水に浸け、ルアーをさらに潜らせる。
『ゴツゴツゴツ…』
よっし。捉えた。…その瞬間。
『ゴツ…ゴゴッ!!』
バイトだっ!!一瞬ルアーの重みが消え、魚の引きへと変化。…読みどおり。嬉しいバイトである。
バスは元気良く、ルアーを引っ張る。…楽しい。
やった!サイズアップ!
40cmには少し足らないが、嬉しい一本。
フロントフックにバイトしている所も嬉しい。もしかして…今日は相当良いのか?
当初の不安は、すぐにかき消された。おそらく時間帯も大きく影響しているだろう。これからも、まだまだバスは出そうだ。
…
時刻は午後4時を迎えようとしている。…日没は近い。
残された時間は、一番良い場所で…。
…
最後のエリアとして選んだのは…フィールドのド真ん中。
この野池は、最深部が約15m。しかし、ここには、岸から沖へ50mほど、水深3mの棚が岬状に伸びている。
クランクで底を打たせるのには最高の地形。しかも、オープンエリア。狙うバサーは決して多くないだろう。
…期待を胸に、クランクベイトを大遠投する。
『ゴツゴツ…』
岸からは、100mは離れている。…しかし、ディープクランクは、すぐに底を捕まえる。
『…ブルルルッ!!』
来たッ!!
ロッドを大きく撓らせながら、アワせる。…ん?
…おかしい、引きがない。…微かな重みはあるが。
!…おっ、一応バスが付いているようだ。
…
…んー、困ってしまうサイズである。
予測した結果が当たると嬉しいが、…やはり、それはバスのサイズにも因る。
しかし、まだ出そうな雰囲気のポイント。まだ、諦めるのは早い。
すぐにリリースし、同エリアを探っていく。
ここは明らかに、フィールド上で最も水が動く場所。
秋といえども、水の動きには敏感でありたい。…どのシーズンを通しても、最も良いエリアのはずだ。
ベタ凪になったフィールドを静かに見つめ、ルアーを巻く。
…
『ゴンッ!!』
そして、その反応はすぐにやってきた。
強烈な引き。先ほどのバスとは明確な違いがある。…ハンドルを巻くことを躊躇うほどの走り。
…間違いない。今日、一番のバスだ!
水面を割り、暴れるバス。…不味い、フックが外れる!
目視ではっきりと確認できるトレブルフック。しかも、リアフック…。
足元で、強引にバスを左右へ走らせ、体力を奪う。
そして、大人しくなった一瞬の隙を見て、素早くバスの顎を掴む。
…
やった!40cmUP!!
楽しめればそれでいい…と言いつつも、やはりこのサイズは狙いたかったところ。
体は少し細いが、自身の思う釣りで手に出来たバスは、やはり嬉しい。
…まだ出るか。
バスをリリースしながらも、次のコース取りを睨んでいた。
…そして、できればさらなるサイズアップを。
この広いシャロー周りは、当然ブレイクラインで囲まれている。特に、最も大きな支流と接続されるジャンクション部には、水深6mに落ちる理想のブレイクが存在する。
立て続けにクランクでバスをヒットさせたエリアの裏側。スイムベイトにて、少しレンジを落として探ってみる。
出てくれ…。
人間の欲は、自然と肥大する。
時刻は、午後4時半を過ぎた頃。…あと、30分。
なんとか…。
スイムベイトを、ブレイクラインにちょうど合わせるよう引いていく。
…そして、
『ガツンッ!!』
底をとりつつも、1mほど浮き上がらせ、ゆっくりと泳がせていたスイムベイトが、突然激しく襲われる。
来たっ!…その反動に負けまいと、さらに強い煽りで抗戦する。
…ヒットしたバスは大型だと思い込み、思わず強引に早巻きで寄せてしまう。
…
しかし、思うようなダッシュと重量感はなく…。
その姿を確認した後、すぐに水面からブッコ抜く。
…先ほどと、同サイズか。ここでも、理想的なヒットを得ることができたが…コンディションは、少し細くなった模様。できれば、もう少し、もう少し大きければ…。複雑である。
しかし、丸飲みとはいかないまでも、そのフッキングの様子には満足する。
…今日は十分楽しめたか。
短時間ながら、これ以上求めては良くないかもしれない。
気温も急激に下がってきた。…そろそろ、帰港か。
まだ釣りたい気持ちを抑え、帰宅することにした。
…
そして、帰港途中…。
…港近くの、水中立木を攻めてみる。最後の悪あがき…その周囲には、ベイトやバスも付いているはず。
一応、その立木に沿わして、リグを落としてみる。
…
『コンッ!』
来たッ!…最後の最後で、ドラマか!?…と、思ったが…サイズは上がらず。
しかし、終始反応の良い釣りが楽しめたことには、大満足。
…このような釣りが展開できるのは、今年はいつまでだろうか。11月いっぱいはまだまだ行けるか…ただし、水温12〜13℃を境に、冬の釣りとなってくるだろうが。
最近、夕刻の気温は、震えるほどに寒くなってきた。
今年もそろそろやってくる。
…寒く、熱い冬が。
[フィッシング動画]
バス& 野池画像−野池127−photo gallary
バス画像−野池127
ブラックバス1匹目(サイズ30cm) |
ブラックバス3匹目(サイズ25cm) |
野池画像−野池127