野池79−釣行記−FishingTrip
野池情報−2007/10/21
気象・野池状況 |
|
天候 |
快晴 |
風 |
強風 |
気温 |
20℃ |
水質 |
極良 |
basstank釣行記−2007/10/21−11:00〜14:30
朝一番、気温…『1℃』。
国道を走る途中に見かけた温度計は、恐ろしい 数字を叩き出していた。
本日、まず向かったのは、信頼のダム湖(野池62)。
到着してみると…寒い。真冬のようだ。水面からは、まるで温泉のように霧が立ち込めている…。
軍手でも持って来ればと後悔する。寒すぎる。ロッドを持つ手も、悴む。釣りにならないぞ、これでは…。
…そして、やはりバスの活性も低いのか。あまり反応を得られないまま、早めに次の場所へと移動することにした。
続いて向かったのは、小規模ダム(ダムと言っても、 ダムサイトもなく中規模野池と言った方がいいかもしれない)。到着した頃には日も高くなり、ぽかぽか陽気となっていた。 ただ、風は強くなっていたが…
この場所は、一度だけ過去に釣行したことがある。その時は、陸っぱりだったが、全く反応は なかった。
バスはいないのかもしれない…。ここは、そう思ってもおかしくないほど、人里離れた奥地に存在している。
友人に、「バスがいるかは分かりませんよ…」と告げる。
この場所の雰囲気に魅了されたのか…「かまいません!行きましょう!!」、一言。
私も、ここに懸けることを決断した。
朝方の反省も活かし、陽のよく当たる東側から流していく。
バスがいてもおかしくない景観が続いたが、全く反応はなし。
ベイトはおろか、魚の姿も全くない。選択ミスか…早くも後悔し始めていた。
ロッドを不自然に引っ張る感覚を、一度も得られないまま、ダムの最上流部までやってきた。
シャローエリア…。
写真では判りづらいが、水深50cm〜1.5mほどだろうか。水もとてもきれいで、水底まで はっきりと確認できる。
朝の冷え込みのせいで、バスの活性は低かったのだろう。そう仮説を立てても、もし、水温の上昇しやすい この場所でさえ、反応が無かったとしたら…
もはや、絶望的である。完全に、敗北。
と…いろいろ邪念が頭を巡っていたとき!
ロッドの先から、不自然な感覚が…木?
いや、リトリーブは止めていたはず…。
バイトだ!!すぐさま「たぶん、今のバイトです。きっと、バスいますよ。」と友人に伝える。
確信は持てないが、間違いなく魚の反応だった。撃っていたのは、ヤマセンコーをセットした タンクリグ。
さっきの反応がバスのものだとしたら、おそらくミニバス…ワームをカットテールに変更する。
…
直後、友人が、「きましたっ!!」と。ぱっと振り向くと、友人のロッドが大きく曲がっている!
友人の使用リグは、ジャバスティックのテキサスリグ。そして、数秒後、姿を現したのは!!
30cmUP!!
いいブラックバスである。羨ましいー!!
いやいや、それよりも…バスがいたっ!!そのことが、まず嬉しい。やはり先ほどの反応は、バスのものだったのだろう。
私も、底付近を狙っていくことにした。バスのサイズを確認し、ワームはすぐに元へ戻した。
もしかしたら…、ここは入れ食い野池か!?
バイトが絶えない!ほぼ入れ食い状態…だが、バスの大きさが小さいのか、フッキングにはなかなか至らない。
友人は、着々とバスをキャッチしている様子。私もライトテキサスに変更しようか…と思い始めた頃!
やった!!
ものすごくきれいなバスをキャッチ!!サイズは、ベビーだが、バス不在の可能性を心配していただけに、本当に嬉しい一匹!
そして、その後もバイトが絶える事は無かった。
どのバスも若いのだろう、キャストした後アタリは必ずあるものの、フッキングまで持ち込むのは難しい。
だが、アワセ方をいろいろ工夫しながら、二人で数を伸ばしていく。
ラバージグにて、再び30cmUPも飛び出したが、サイズはこれが最大のよう。
ジャバロン動画 |
今回、友人は、イマカツ製「ジャバロンハード」をタックルケースに忍ばせていた。
ネットで手に入れたらしい…とりあえず、記念撮影をさせてもらう。…いいなぁ。
その動きは本物!!釣れそうなことこの上ない。…いいなぁ。
しかし、友人が、「ジャバロンハード」を撃っていたのは少しだけ。反応はない。すぐに、ソフトルアー中心の攻めに切り替えていた。(…ジャバロン投げないのなら、そのロッド貸して。心で思う。)
ここは若いバスしかいないのだろう。私も同意見だったが、これでは、男が廃る!!
逃げてはいけない!
この時期でも、ビッグベイトで、トップで獲ってみせる!!取り出したのは、自作ビックベイト「タンクベイト002」!!
タンクベイト002動画1 |
タンクベイト002動画2 |
先日デビューしたばかりの自作ルアーだが、以前釣果は出せていない(野池76)。
何としてもタンクベイトで、バスをキャッチしてやる。ジャバロンハードに負けてたまるか!!
…我ながら、「粋」な姿勢だと鼻を高くする。
だが、高くなった私の鼻は、すぐにへし折られる。
何も反応がないまま、ダムの残り半周を進み、港側の護岸に戻ってきた。
日光が岩岸に当たり、その温もりが水に伝わることで、最も高水温となっているであろうエリア。
ここで、出なかったら、何処で出る!?
岸際、ギリギリにタンクベイトをキャスト!!
着水直後、いつもよりも険しい山脈を水面に刻みながら、こちらに向かってくるタンクベイト…。
秋らしい、角度の低い日差し。水面が、いつもより強く眩しく見えた。
そして、護岸から、2mほど離れたとき!
『ババシャッ!!!!!!!』
規則正しく築かれていた山脈が、激しく崩壊する。
…おもっ!!でかい!!!
トップでの壮絶なバイト。
水中で、エグるような引き。
ロッドの根元から伝わる重量感。
空回りするスプール。
バスフィッシングは、やっぱり、これ!!粋なスタイルは、「デカルアー」で、「トップ」で獲る!!
最高。
45cmUP(46cm)!!
いいブラックバス!!ダムの水質もよし!従って、バスも綺麗。
なにより、自分の作ったルアーでのキャッチ…もう、望むことはない。
そして、壮絶なファイトのせいか、タンクベイト002の一部(四体目)が破損。 幸い、金具が緩んだだけで、すぐに修理することができた。今後も活躍必至の自作ルアー。 改善の余地が残ったが、十分すぎる釣果。十分すぎる信頼感。
タンクベイト002は、1号に比べ、正直、自信作である。
理由は、その構造。具体的には、4つあるウッドの部分の、下2つの構造が普通の ジョイントビッグベイトとは異なる。
節の部分の角度が、通常の逆向きになっていることに気付くであろうか…。
これは、私独自のアイデアである。通常、進行方向に対して、逆V字になっている部分。
しかし、タンクベイト002は、V字にしている。
理由は、より多くの水を「撹拌」するため。よりブラックバスにアピールするためである。
V字にすることで、雄大なテール部の「振り」と、多くの水を引っかくことによる振りの 「不規則さ」が生まれる。そしてこれが、天然魚特有の、泳ぎのランダムさ、泳ぎの自然さを生む。 結果、バスを魅了する…。
…と、勝手に思い込んでいる。
友人の方は、ソフトルアーに「逃げた」姿勢を反省していた…。
「さっきのバイト見えました?」
「はい。はっきりと。」「逃げずに攻めたほうがよかったですね。」「はい。そうですね。」 「大きいのいましたね。」「いましたね。」「ここ最高ですね。」「ですね。」
…
ダム湖、二周目。友人が振るロッドの先には、ジャバロンハードが…。
私もテンションが上がる!でかバスの匂いが、ほのかにしてきた!!
しかし…残念ながら、この後、モンスターが現れることはなかった。
結局、二人とも何度か「逃げ」に走ったが…。数多くのバスと出会えることができた。
そして、ダムを二周し終えたところで、次の野池へ移動することにした。
「デカルアー」で「トップ」…
『巨餌上獲』
ルアー釣りの醍醐味だろう。再確認である。
バス& 野池画像−野池79−photo gallary
バス画像−野池79
野池画像−野池79