自作工程-仕上げ
リップの加工と目の装着
コーティング作業の後は、リップの加工、目の装着の工程に入ります。
リップの素材には、その強度や透明度、加工のし易さから、「アクリル板」が適しています。 アクリル板は、ホームセンターなどで、比較的容易に手に入ります。そして、同時に専用のカッターの購入もお勧めします。 アクリル板の加工は、通常のカッターではなかなか難しく、専用のカッターがあると非常に助かるでしょう。 |
リップの長さの目安は3cmほどです。
シャローエリア専用ならば短めに、ディープも攻めたければ長めにカットします。
リップの形状に関しても、丸い形や台形などが代表ですが、自由にデザインして問題ありません。 底を打つアクションをメインとしたいなら「丸型(ラウンド、リーフ)」、レイダウンやウッドカバーなどを果敢に攻めたいのなら「角型(スクエア、コフィン)」を、目安としてみましょう。 自作ルアーの醍醐味の一つは、自分のオリジナルアクションが生み出せることです。様々な形状を試みてみましょう。市販ビッグベイトのリップ形状を参考にしてもよいでしょう。 |
リップが形作れたら、接着剤(耐水性ボンド)とともにルアーに装着していきます。瞬間接着剤は強度に不安があるので、できるだけ避けましょう。
目の位置は、リップの延長線上の辺りがよいでしょう。 ルアーを様々な角度から観察し、左右対称になるよう、装着していきます。 市販の「自作ルアー用アイ」を用いていますが、装着の際は、接着面に必ず接着剤を付けておきましょう。 これだけで、目の耐久性は十分なものになります。 |
テールとフックの装着
そして、このあと、テールとフックを装着して、ルアーの完成となります。
テールについても、接着剤で装着します。このとき使用する接着剤も、「耐水性」のものを使いましょう。 ボルトを通して固定しても構いませんが、テールに関しては「使い捨て」のような感覚で接着していきましょう。これでも、固定強度は十分です。 |
フックを取り付ける際には、ボディの大きさとフックの大きさのバランスに注意しましょう。 フックは、大きすぎず、小さすぎず。前後のフックの大きさを変化させてもおもしろいかもしれません。
さあ、これで、自作ルアー、多関節型ビッグベイトの完成となりました!!
完成したビッグベイトは、朝マズメや夕マズメのシャローエリアで、水面に波紋を残すようにアクションさせてみましょう。 きっと、トップで豪快なバイトが待っていることでしょう。ド派手な水飛沫、大きな捕食音…暴れる巨大な魚体。 自作ビッグベイトの活躍を、早くフィールドで堪能しましょう!でかバスが、あなたのでかルアーを待っています! |