バスタンク-野池ブラックバス釣行記

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バスフィッシングの道具-ボートの解説

   バスフィッシングでは、「陸」からの釣り(陸っぱりという)でも十分楽しめるが、その狙える範囲はごく限られたものになる。「陸」から見る、向こう岸のカバー(木々が生い茂り、水面に覆いかぶさっているポイント)に、憧れたバサーも多いのではないだろうか。

   ブラックバスは、基本的に人の気配を嫌う。そして、陸っぱりが可能な範囲には、当然人の気配を多く感じるので、その範囲にいるブラックバスのプレッシャーは、他の場所よりも高い可能性がある。 したがって、陸っぱりからの釣りでは、限られた釣果しか望めないことが多い。

   もちろん、陸っぱりでも爆釣、陸っぱりでもランカー、ということも珍しくはないが。

   そこで、「浮いて釣る」ということが、バスフィッシングでは極めて有利になる。

   ボート等に乗り込み、陸っぱりでは到底キャストできないポイントへルアーを通す。一箇所からしかキャストできなかったフィールドで、その場所が無限に増えていく。陸っぱりの人間を意識しすぎたブラックバスを、「沖」からのキャストで獲る。ランカーバスの潜むポイントに近づく。

   ボートを用いるメリットは多い。

   学生時代にその所有は難しいが、バスフィッシングライフをより充実させるには、ボートでの釣行は 一考の価値があろう。

ボートの種類

   ボートの種類も豊富にある。個人の事情や、対象フィールド等を考慮し、最も適切なものを選択するとよい。

   バスフィッシングで用いられるものとしては、 プレジャーボートやアルミボートのような大型のもの、ゴムボートや一人乗り用ボート、「浮き輪」のような「フローター」といったアイテムまで様々である。

   それぞれ長所や短所があり、保管場所や維持費まで、考えた上で購入する必要がある。

  以下ではそれらの点も含めて、野池中心のバスフィッシングにおいて代表的な「アルミボート」、「ゴムボート」、「フローター」について解説していきたい。

アルミボートについて

アルミボート(フラット底)

   アルミボートの利点としては、その「機動性」、「積載性」、「耐久性」の良さが挙げられるであろう。

   ほとんどの場合、アルミボート(本体価格は7万円〜)には、「エンジン」や「エレキモーター(価格5万円〜)」を搭載することができる。そして、 アルミボートは、安心して、野池から大規模なフィールドまで幅広く釣行することができる。さらに、流れのある河川まで、釣行できることもその大きな魅力の一つだろう。

   また、船体自体の重量も20kg台〜と軽く、一人でも持ち運び可能なものが多い。強度もゴムボート等と比べれば強く、耐久性も高い。風の影響も受け難い。

  特に「Vハル(Vボート)」と呼ばれる、船底が「V」字になっているものは、波風をほとんど意識することなくボートを進めることができる。さらに、安定性もよく、「船底の幅」がより広いものが重宝される傾向にある。

アルミボート(Vハル)

   ただし、アルミボートには、大きな収納場所を必要とするという、非常に重大な欠点がある。

ガソリンエンジン

   また、搭載するエンジンの規模や船体の大きさによっては「免許」、さらに「車検」のように、「許可」や「船検」ということが必要になってくる。つまり、維持費がかかってくるということである。

  そして、エンジン等を用いるのなら、それらの燃料費等も必要である。アルミボート購入には、ある程度のコストを覚悟しておく必要があろう。

   さらに、機動には「エンジン」、「エレキ」を主に用いるため、シャローエリア(浅場エリア)やウィードエリア(水草エリア)などには進入し難いという欠点もある。

  つまり、ブラックバスが多くいるかもしれないポイントを、攻めきれないという可能性が、アルミボートには確かにある。そして、このことが、釣果に大きく影響することもある。

   以上、短所もあるが、それらを払拭するほどの長所がアルミボートにはある。 一番は、やはりその「機動性」であろう。

エレキモーター(動力:バッテリー)

フロートボート

   また、アルミボートには、多くのタックルを積み込むスペースがある。複数の大きなタックルケース、10本以上ものロッドを積むことが可能なのである。積み込み過ぎは返って釣行しづらい状況を生むが、船上は賑やかになり、様々な状況に備えることができる。

   大きなフィールドで、バスフィッシングを満喫する。そのためには、必須アイテムかもしれない。

   また、素材はアルミではないが、一人乗り用ボートというものもある(フロートボート)。通常はエレキを原動とするが、こちらも近年流行しつつある。この一人乗り用ボートも、選択肢に入れてよいだろう。

ゴムボートについて

ゴムボート(4人乗り)

   ゴムボートの利点は、やはり「広い収納場所が必要ない」、「お手軽」という点であろう。 空気の出し入れという手間さえなければ、その収納性能と気軽さは大変魅力的である。 これから「浮いて」釣ることを始めようとする方にとっても、最もお勧めしたい「船」である。

   機動性に関しても、「エレキ」や「エンジン」を搭載することは可能で、 それらを用いれば「アルミボート」と比較しても遜色はない。とりあえず、ゴムボートのみを購入(1万円〜10万円ほど)しておいて、後々エレキ等を設置するということもよいだろう。

ゴムボート用フットエレキ

エレキ設置台

   また、「オール」で漕ぐことも、その行為自体に抵抗を感じなければ、大規模な野池(全周5kmほど)でも十分対応できる。もちろん、体力的に自身のある方は、大規模ダムをオールで漕ぎつつ攻略しても、何ら問題はない。

電動ポンプ

   そして、「オール」で漕ぐ、ということは「モーター音」がしないということでもある。 これは、バスフィッシングにおいて、大変大きなアドバンテージになる。ブラックバスは、非常に「音」に敏感で、聴覚に関しては、極めて発達していると考えてよい。

  そのブラックバスが、「人工的」なモーター音が水中で轟きながら近づいてくることに、不審を感じない訳はない。 それに対し、「オール」で漕ぎつつ進んでいく際、水中に伝わる「音」は、ブラックバスにとってそれほど脅威ではないだろう。

   釣果に関しても、フィールドにもよるが、「アルミボート」より「ゴムボート」の方がよかったということは、実際に多い。

ゴムボート船底用カバー

ゴムボート&エレキセット

   ただし、ゴムボートにも利点ばかりではなく、欠点もある。

   第一に、その耐久性である。硬い岩盤や鋭く尖った木の先端など、釣行時に配慮しなければならないことは多い。

   気付かないうちに、空気が抜け始めていたということも珍しくないのである(ただし、すぐに沈没するという事態はまずない。さらに、保護カバーを付ければ、穴が開くという心配はほとんどない)。

   また、ゴムボートの船底は「フラット(平ら)」である。したがって、「風」が吹けば、木の葉のように流されていってしまう。風下が、これから進んでいきたい方向であればよいが、「強風時」にはほとんど釣りにならなくなる恐れがある。

   もちろん、アンカーを打ったり、エレキで調整したりすれば、釣行は可能ではあるが。

   野池を中心としたバスフィッシングの場合、「ゴムボート」が活躍することは間違いない。

   ほとんどの野池には、整備された護岸はあるが、陸っぱりもそのスペースのみからということが多い。 したがって、ゴムボートで出撃すれば、釣果は爆発的に上がる。

  そして、魚群探知機等をも活用すれば、さらに釣りの幅は広がるだろう。

携帯用魚群探知機

   また、野池はその規模からして、アルミボートほどの機動性を必要としない。風による波も知れている。 秘境の野池を攻略する際も、小さく収納しておいて、岸際に到着してから空気を注入するということで、 釣行することができる。

   何よりゴムボートは、最もアドベンチャーなアイテムでもある。是非お勧めしたい。

フローターについて

フローター

   フローターとは、バスフィッシング用の「浮き輪」である。

  「浮き輪」なので、持ち込むタックルの量も当然限りがある。また、水泳で使う「フィン」により推進力を得るため、長距離の移動には向かない。そして、水に体が浸かるということに抵抗感を覚えるなど、想像出来る短所はまだまだある。

   しかし、長所も非常に多い。

   まず、「手軽さ」においては、ボート類の中で最も長けているであろう。収納性はもちろん、携帯性も抜群である。価格も1万円程からと、非常に安価である。

ウェーダー

フィン

  ただし、フローターを利用する際には、「ウェーダー(ウェットスーツのようなもの)」や「フィン」など、その他の用品も必要になってくるため、決して安価であるとは言えない部分もある。

   また、機動性に関しても、長距離移動に向かないだけで、小回りは利き、風にもほとんど影響されない(感覚は、人によるが)。 体勢も崩しにくく、一つのポイントを静かに、じっくりと攻めることができる。

新型フローター

   小規模〜中規模野池を対象とする場合、特に様々な野池を連続して巡っていく際は、フローターが最も適しているだろう。

  なお、現在では、「オール」付きのものも商品化されており、長距離移動の負担も、それほど問題視する必要はないだろう。

   そして、最大の利点としては、ブラックバスへのプレッシャーが最も与えにくいという点が挙げられる。 フローターにより浮かんでいるバサーは、ブラックバスにとって、「大きな水鳥」のような印象しか与えないかもしれない。水面上の打点も低いので、ブラックバスに気付かれにくい。

  とにかく、ブラックバスをほとんど刺激せずに、ポイントに近づくことができるのである。

   フィールド、積み込みたいタックル、ブラックバスへのプレッシャー、機動性、様々な要因が釣果に影響するだろうが、「浮かんで釣る」というスタイルの場合、釣果でフローターの右に出るものはないかもしれない。


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