超初心者Q&A - 釣行時に関する質問
Q.
どのようなフィールドを探せばよいか。
Q.
根がかりが多く、困っている。根がかりの外し方はあるのか。
Q.
バックラッシュが酷い。バックラッシュを起こさずに釣行したいのだが。
Q.
スピニングリールで、ラインが絡まってしまう。どうすればよいか。
Q.
スキッピングが難しい。キャストのポイントはあるのか。
Q.
陸っぱり(野池)で、狙うべきポイントはどのような場所か。
Q.
陸っぱり(河川)で、狙うべきポイントはどのような場所か。
Q.
ビッグベイトの使い方は、どうすればよいか。
Q.
バイトの感覚がわからない。
Q.
バイトがあっても、フッキングまで至らない。どうすればよいか。
Q.
釣れやすい時間帯。釣れやすい天候はあるのか。
Q.
キャストの練習方法。
Q.
バスが釣れない。どうすればよいか。
Q.
40cmUPを釣りたい。50cmUPを釣りたい。
Q.
ロッドワークがわからない。
Q.
どのようなフィールドを探せばよいか。
A. |
「バス釣りをしている人がいる」フィールドを探しましょう。できれば、数人のバサーを見かける程度が良いでしょう。バサーが多いということは、人気があるということで、バスが釣れるということです。
ただし、あまりにも人が頻繁に出入りするようなフィールドは、ブラックバスが「スレて」いることが多く、避けた方が無難かもしれません。
そして、特に、ボートやフローターなどで「浮いて」釣りをしている人がいるフィールドを、
目的としていきましょう。
その理由は、「浮いて」釣りをしている人がいるフィールドは、
「ある程度の信頼があるフィールド」だからです。
浮いてバス釣りをする人のほとんどは、かなりの経験者だと思われます。そのような方たちが、「浮いて」まで釣りをしているのですから、そこは、いいフィールドである可能性が非常に高いでしょう。
当然、アベーレージサイズも良く、50cmUPも多く潜んでいると思われます。上級者の多くは、十分な釣果が期待できるフィールドで、「浮かぶ」のです。
ただし、私のように、全く未開拓のフィールドや全くバスが釣れないフィールドでも、浮かんでいるようなこともあるので、一概にそれが正しいとは言えませんが…。
したがって、「浮いて釣りをしている人がいるフィールド」=「よいフィールド」ということになります。
このようなフィールドで、バス釣りをし、経験を積んでいきましょう。そして、そのフィールドから、様々な特徴を学び、「似ている」フィールドをどんどん探していけば良いと思います。
将来的には、バサーの有無で判断するのではなく、自分自身の足で、「よいフィールド」を探せるようになりたいものです。
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Q.
根がかりが多く、困っている。根がかりの外し方はあるのか。
A. |
根がかりの多いポイントには、バスがいる。根がかりはバイトチャンス。
根がかりを恐れていては、障害物を好むブラックバスを、釣り上げることは難しいかもしれません。
また、根がかりが多いということは、それだけ、ブラックバスが潜んでいる可能性の高いポイントに、
ルアーを通せているという証でもあります。根がかりが多いことを、悩む必要は全くありません。自信を
持って、変化に富んだ地形を選択していけばよいと思います。
さて、根がかりした場合、使用ルアーに因りますが、どのルアーにも共通して言えることは、
「まずラインを緩める」ということです。
フローティング(浮かぶ)タイプのルアーの場合、ラインを緩めることで、
フラフラっとルアーが浮かび、その弾みで外れるということもあります。
また、ソフトルアーなどで、シンカーのみが岩などに引っ掛かった場合にも有効です。
ラインのテンション(張り)が維持されたままだと、根がかりから外れず、さらに深く食い込んでいく恐れがあります。
強く根がかった場合、まずはラインを緩めて、再びラインを巻きだすと、すっと外れることがあります。
また、ラインを緩めても、根がかりが解消されない場合は、ロッドの角度を変えるということを試みてみます。
ロッドを天に向けたり、先を左右に振ってみたりして、根がかっているルアーが、引っ張られる角度を変えてあげます。
そして、これでも解消されない場合は、ラインのテンションを保ったまま、「ラインを指で弾く」ということを試みてみます。ラインが「弦」の役割をすることで、弾かれるその勢いでルアーを根がかりから外れるよう努めてみます。
これでも、解消されない場合は、ラインを切るしかありません。ロッドとライン、ルアーが一直線上にあるようにし、そのまま真っ直ぐ引き、ラインを切りましょう。
しかし、ラインを切ってしまった場合でも、可能な範囲で、ライン、ルアーの回収に努めるようにしましょう。
何よりも、根がかりを引き起こさないことが重要です。強く根がかる前にラインを緩めたり、根がかりの少ないルアーやフックを選んだりして、できるだけ大切なルアーの紛失を避けましょう。水中に残されたルアー類は、少なからず、環境にも悪影響を及ぼします。
思い切ってルアーを使用するためにも、できれば、ルアー回収機などを常備しておきたいものです。
ダイワ(Daiwa) ルアーキャッチャー バス釣りをする人の必携品です。
釣り人にとって、大切なルアー、フィールド。どちらも大切にしてくれるアイテムです。購入しても、ルアー紛失のコストを考えれば、十分元が取れるはずです。
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Q.
バックラッシュが酷い。バックラッシュを起こさずに釣行したいのだが。
A. |
まず、キャストコントロール(スプールにブレーキをかけるもの)が、適切に設定されているか
確認しましょう。
目安としては、クラッチをフリーにした際、ロッド先端からゆっくりとルアーが下がっていく程度です。
この時にすっと、すぐにルアーが落ちてしまう場合、ブレーキ量が弱すぎると思われます。キャストする際、「ブーン」とラインの摩擦音がする時も同様です。ブレーキ量を増やしましょう。また、ルアーが下がっていかない、止まっている場合も、ブレーキ量が適切ではないと思われます。
このときも、ゆっくりとルアーが下がっていくように調節していきましょう。
風の向きが変わった程度でも、この調整は必要となります。ルアー変更直後だけでなく、キャストの度に、ブレーキ量を確認しておきたいものです。そのように努めれば、バックラッシュは激減するでしょう。
また、キャストする際にも、「サミング(親指がスプールに触れること)」を常に心がけましょう。
できれば、その触れる位置は「スプールの端」をお勧めします。ラインに直接触れるのではなく、スプールに直接触れておくことで、ラインの放出を妨げることなく、効率よくブレーキをかけることができます。
したがって、キャストの飛距離も伸び、ブレーキをかける際にも、より適切に対処できるようになるでしょう。
そして、キャストする直前の「テイクバック」を改善することでも、バックラッシュを防ぐことができます。
バックラッシュをよく引き起こす人は、このテイクバックが不十分である場合がよくあります。
ロッドをしっかりと振りかぶり、テイクバックを安定した形で作っておくことは、バックラッシュ対策に非常に有効です。今一度、自分のキャストを確認してみましょう。
バックラッシュは、バスプロでも引き起こすトラブルです。ちなみに私はキャストが
ド下手なので、頻繁に引き起こします。
一生懸命、キャストの練習をすることが、バックラッシュ対策の最大の近道かもしれません。
シマノ(SHIMANO) 08’メタニウムMg DC7 電子回路内臓で、ブレーキ量を自動的にコントロールしてくれます。超ロングキャストが可能なことはもちろん、バックラッシュも皆無なリールです。
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Q.
スピニングリールで、ラインが絡まってしまう。どうすればよいか。
A. |
スピニングリールでライントラブルが発生する原因として、大きなものは「糸よれ」と「糸ふけ」が考えられます。
まず、糸よれに関しては、ルアーが回転することで発生する場合と、リール自体の性能不足から発生する場合があります。
ルアーの回転に対しては、スイベル(サルカン)を装着することで、ある程度対応できます。そして、スピニングタックルの場合は、ソフトルアー中心の釣りとなるでしょう。このソフトルアーの場合も、スイミングの際回転していないか、真っ直ぐフックが装着できているかどうか、よく確認しておきましょう。
これだけでも、糸よれを原因とするトラブルの大部分を避けることができます。
そして、スピニングリールの、ラインを巻き取るという機構自体にも、糸よれを発生させる要因があります。
性能不足のリールの場合、この原因でのライントラブルが非常に多く発生します。糸よれに強い、スピニングリールを購入することも、一つの手でしょう。
そして、糸ふけに関しては、キャスト後ラインが弛んでいる状態でラインを巻きだすと、次回のキャストの時、ラインの放出が円滑に行われず、バックラッシュに似た症状が発生してしまいます。
糸よれも併発している時には、最悪の場合、ラインの大部分を切除しなくてはなりません。キャスト後は、常に、緩み無くラインが巻かれているか、しっかりと確認しておく必要があります。
また、スプールに大量のラインを巻きすぎているということも、トラブル発生の大きな原因になっています。
少なすぎては、遠投性に不安が出てきますが、ラインの巻きすぎは絶対に避けておきたいものです。
シマノ(SHIMANO) 07’ ステラ 2500S
バスプロも絶賛する性能です。私も感動のリールです。もちろん、ライントラブルは皆無です。8ポンドのような太めのラインでも、安心して扱えるリールです。
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Q.
スキッピングが難しい。キャストのポイントはあるのか。
A. |
ピッチングにしても、スキッピングにしても、大切なのは、「水面と平行にルアーを送る」ということだと思います。飛び石の様にルアーを滑らせていくためには、そのルアーの軌道が何よりも大切です。
なるべく、水面との角度がなくなるよう、ルアーの離す位置を水面近くにしておきます。そして、ルアーが水面と平行に放出されていくよう、ロッドを送っていきます。
また、スキッピングを行うと、水面を跳ねさせることでルアーの飛行に抵抗が生じてしまいます。この抵抗によりバックラッシュが生じ安くなります。したがって、他のキャスト時同様、もしくはそれ以上に「サミング」が重要になってくるでしょう。
上手く水面を滑らせ、トラブルを避けるためには、常にラインの放出量をコントロールしておく必要があります。
水面に差し掛かるまでは、フリーにしておき、着水する寸前からサミングでコントロールしていきましょう。そうすれば、ルアーの勢いを抑えることなく、気持ちよくカバー奥にルアーが吸い込まれていくはずです。
難しいテクニックの一つですが、習得すれば、これ以上の武器は無いほど心強いものです。
また、スキッピングのし易いルアーというものもあります。トレブルフックが付いたプラグ類は、水面との抵抗が多く、スキッピングはなかなか難しいでしょう。
まずは、ノーシンカーリグやラバージグなど水面との抵抗が少ないルアーで、練習していきましょう。
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Q.
陸っぱり(野池)で、狙うべきポイントはどのような場所か。
A. |
まずはやはり、岸際です。多くの野池には、コンクリートにより整備された護岸があるでしょう。
この護岸と水面との境界線近くを沿うように、ルアーを通していきます。
シーズン中のブラックバスで、ルアーを追う気があるものの多くは、浅場付近に付いています。
そして、ベイト(餌となる小魚や甲殻類)の近くにバスが潜んでいるということも考えると、
ベイトの集まりやすい浅場を攻めることは、間違っていないでしょう。
したがって、釣り場に到着してすぐに、岸際に行くのは、いきなりの一匹を逃してしまう行為です。
必ず、まずはある程度距離をとっておき、岸際へルアーを放っていきましょう。
続いて、岸際を攻めたら、野池にある両サイドのカバーを狙っていきます。この両サイドのカバーが、
一般的な野池においては、最高の好ポイントとなります。
岸際なので水深も浅く、しかも隠れ家としてのカバーがある、ベイトも当然寄って来る、というような好条件が揃っています。ミスキャストをしないように、慎重にキャストしていきましょう。
一通り岸際を攻めきったら、今度は、正面のオープンエリアを狙っていきます。
まずは、中層に浮いているバスを狙うため、クランクベイト(水深1〜2mほど潜るタイプ)などでテンポよく探っていきます。この時、中層よりも下にいるバスは、上を泳ぐルアーに徐々に引き寄せられ、上ってくる可能性があります。よって、すぐに底狙いに移るのではなく、しばらく中層でルアーを泳がせ続けてみましょう。
岸際、オープンエリアの中層を攻めたら、いよいよ底狙いです。
使用ルアーは、ソフトルアーのテキサスリグがよいでしょう。オープンエリアにロングキャストし、ゆっくりと引いてきます。その際、しっかりと水底の形状を把握するように努めましょう。
時折ポーズを入れ、ラインが動く様子を観察しながら、そこに障害物は存在しているのか。根がかった際には、何に根がかったのか。水深はどのように変化しているのか。
集中力をフルに使い、全力で野池の状態と形状の把握に努めます。
おそらく、そのような調査をしている最中にも、バスはヒットしてくるでしょう。
その後、狙っていくのは、先ほど把握した水中の障害物や水面に出ている障害物です。そして、全く意外なところにブラックバスが潜んでいることも多々あります。
勝手な理論に沿って釣りを行うのではなく、今している釣りから自分なりの理論を作り上げていくことも大切だと思います。
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Q.
陸っぱり(河川)で、狙うべきポイントはどのような場所か。
A. |
河川においても、狙うべきポイントはやはり「岸際」です。
ベイトの付近にブラックバスは付いているということを考えれば、流れの比較的緩やかな岸際に、ベイトも
付きやすいでしょう。また、岸際は、ブラックバスが身を隠しやすいカバーやテトラも多くあります。
したがって、ベイトが付きやすい、ブラックバス自身も身を潜めやすい岸際は、まず攻めておきたいポイントです。
そして、ブラックバスは、比較的流れが緩やかなポイント、あるいは流れの無いポイントを好みます。
ベイトの有無も関係しているでしょうが、ブラックバスは流れが急なところは苦手なようです。ただし、
水の流れが全く無く、水質が悪い場所は避けましょう。ブラックバスは、濁りには強いですが、水中の酸素不足には極端に弱い魚です。
また、河川において最も好ポイントとなるのは、「水門」付近です。水の流れがある程度あり、水質も絶えず変化しているので、酸素も豊富です。そして、水門から流れ出てくるものに寄って来た小魚も豊富です。
よって、水門付近にはブラックバスも付きやすく、絶好のポイントとなります。
堤防から流れ出る水が、白波立っているようなポイントもお勧めです。水門同様、水が新鮮で、ベイトも集まりやすい環境でしょう。流れ出てくる水と一緒に現れる小魚を待ち構えているようなブラックバスも、潜んでいるかもしれません。
水系の選び方の目安としては、流れが緩やかで、なおかつ1m以上の水深があるということを基準にしておけばよいでしょう。
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Q.
ビッグベイトの使い方は、どうすればよいか。
A. |
ビッグベイトの使い方は、基本的には、トップウォーター、シャロークランク(浅場用のクランクベイト)と同じだと思っています。
水面付近を、波が立つように泳がせたり、1m以内の水深を泳がせたりしていきましょう。
また、ビッグベイトはその大きさから、「アピール度が高い」という長所があります。表層を引いていても、底付近からブラックバスを呼び寄せる程のアピール度を持っています。
ビッグベイトで、バスを浮かせつつ、その他のルアーでキャッチするという使い方もおもしろいかもしれません。
また、ビッグベイトの使用季節は、「スポーニングシーズン(産卵期)」だと言われています。初春から初夏、地域により差はありますが、3月から7月です。水温は15℃前後を基準とすれば良いでしょう。
スポーニングシーズンのスタイルは、ブラックバスの巣付近にビッグベイトを通し、外敵だと思わせ襲わせるようなスタイルです。
その大きさ故に、餌だと思わせるような釣り方が難しいのは事実です。しかし、季節を選び、「外敵」という
位置づけで使用すれば、良い釣果が望めるかもしれません。
また、着水の規模の大きさは、それほど気にすることはありません。バスの真上に落ちれば、当然逃げてしまうでしょうが、ほとんどの場合、その規模を心配することはないでしょう。私の場合、着水と同時にバイトがあったこともあります。ビッグベイトの着水は、バスにとって、「魚が跳ねた」程度の影響でしかないでしょう。着水を、あえて離れた位置にいるバスへアピールするという使い方もあります。
なお、「リアクション」を狙うという方法もあります。ビッグベイトを障害物に当て、イレギュラーなアクションを起こさせ、思わずブラックバスに口を使わせるという方法です。私自身もよく使う方法ですが、この方法はかなり効果的で、良い釣果を残すことができます。
ただし、ブラックバスによほど活性がない限り、ビッグベイトでのキャッチは難しいと思っています。
よって、何とかビッグベイトで釣果を得たいのならば、朝マズメや夕マズメといった時間帯、シャローエリアという場所(浅場にいるバスは、基本的に餌を求めています)など、様々な条件が必要です。
ビッグベイトは、ルアー釣りの醍醐味そのものです。一時期、大ブームを呼びましたが、今でもその釣果は本物です。このサイズで釣れるのか??…誰もが抱く疑問です。しかし、一度ビッグベイトでバスを手にしてしまうと、もうその魅力から逃れることはできないでしょう。
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Q.
バイトの感覚がわからない。
A. |
バイトの感覚を得るためには、「通常時」の感覚をしっかりと把握しておくことが必要です。
例えば、クランクベイトの場合で、ボトムノック(底をゴンゴンと叩くアクション)をしている最中だとします。
この時のバイトとしては、クランクベイトがボトムノックし、ヒラ打った瞬間、バスが口にするということがほとんどです。この時、ロッドを持つ手から伝わってくる感覚は、明らかに違うものへと変化します。
この変化に素早く気付くためには、普段のボトムノックの感触を覚えておくということが必須です。
底の状態が、砂地、岩、ヘドロなど、全ての場合について、どのような感触が得られるのかを腕に叩きこんでおく必要があります。
さらには、水中に沈む枝や大きな岩にぶつかった際はどのような感触なのかということも、知っておくべきです。
バイトの感覚を明確に把握するためには、「通常時」の感覚をしっかりと把握しておかなくてはなりません。
「通常時」の感覚との違和感を覚えたら、それがバイトである可能性は大いにあります。違ったなら、「今のは
なんだったんだろう」としっかりと考察しておく必要があります。
通常時の感覚を多く持っている人は、バイトの区別をはっきりとすることができ、さらには、「この岩にぶつかったらポーズを入れてみよう」というような幅広いアクションが可能です。
また、それ以外のルアーに関しても、「通常時」の振る舞いをしっかりと把握しておきましょう。
ラバージグなどでは、このようにロッドを立てたら、このようにルアーが沈み、このようにラインが弛んでいくはずだ、というようなことを常に意識しておきます。
そして、その予測が外れた際、それは障害物にぶつかった、水深が急激に変化した、バイトであった、という様々なことが考えられます。さらに、観察し、ラインが走ったり、ロッドを叩くようなことがあれば、それは間違いなくバイトでしょう。
通常時との差をしっかりと把握し、その変化が生じた際は、ポーズを入れ観察することも必要です。
以上のように、通常時のルアーの振る舞いを把握するためには、釣行を重ねるしかありません。バイトの感覚はまさに千差万別です。その感覚を、はっきりと判断できるようになるためには、それなりの努力が必要でしょう。
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Q.
バイトがあっても、フッキングまで至らない。どうすればよいか。
A. |
トレブルフックを使用しているプラグの場合、自然とフッキングまで至るということがほとんどです。
しかし、「アワセを入れると抜けてしまう」ということも、実際によくあります。
これは、バスの活性が低い、プラグが合っていないということが考えられます。つまり、ブラックバスがプラグを
、フッキングへ至るほどに十分喰いついていないということです。また、ブラックバスの「吸引しながら捕食する」という特徴を考えると、その吸引にルアーが追い着いていないとも考えられます。
この状態のまま、アタリがあったからといって、すぐに大アワセを入れてしまうと当然抜けてしまいます。
これに対応するためには、まずアタリがあったらラインを張ったまま一呼吸置き、そしてその重みを残したまま、ぐーっとゆっくりアワせてみましょう。
ロッドを煽るのではなく、腰を回しながらラインを引っ張っていくような感覚です。これは冬場などに、特に有効なアワセ方です。ラインを多少素早く巻きながらアワセるような方法もよいでしょう。柔らかいロッドを使うということも、さらに効果的な対策になります。
また、オフセットフックを使用しているソフトルアーの場合、アワセが遅すぎる、弱すぎるということが考えられます。
バス釣りを始めて間もない頃は、アワセが不十分で、せっかくバイトがあったのに抜けてしまうということがよくあります。
バイトだっと思ったなら、自信をもって、大きく、素早く、力強くアワセてみましょう。きっと、心地よい感触を得られるはずです。
そして、アワセの瞬間は、バサーが最も輝く瞬間でもあります。気弱に巻きアワセでなはく、多少オーバーでも大きくアワセましょう。
また、長さのあるソフトルアーの場合、フック周り以外のところに噛み付いているということも考えられます。
このときの判断は、難しいものがありますが、ラインを一度緩めたり、一呼吸置いたりしてアワセていきます。
バスの姿が確認できる状況なら良いですが、そうではない場合、バイトまでに至った経緯やワームの状況を考えておく必要があります。
バスの喰いつきに合ったアワセ方をすることで、「すっぽ抜ける」ということも減少するでしょう。
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Q.
釣れやすい時間帯。釣れやすい天候はあるのか。
A. |
まず、時間帯や天候を考える際、重要なのは「水温」です。
特に夏場などは、朝方や夕方、いわゆる「マズメ」という時間帯において、釣果がより良いと言われています。
マズメは、日差しも少なく、水温も下がるので、バスの活性は高くなり、盛んにベイトやルアーを追いかける時間帯です。
ブラックバスも人間と同じように、暑すぎる夏場、そして最も暑い時間帯は、日陰でゆっくりとしたいのでしょう。
また、冬場でも水温は重要な要素で、水温の高くなる11時から16時程度の時間帯の方が、
釣果が良いようです。
もちろん、以上のことは一般的に理解されていることで、実際には、夏場の2時、冬場の早朝でも釣果を出すことができます。ただし、より高確率で釣果を得ようとするならば、水温に即した時間帯を選んで釣行することも
大切なことでしょう。
天候については、未だ明確な議論はありません。
一般的には、「低気圧」が近づいているときの方が釣れやすいと言われています。
その理由としては、様々なことが挙げられていますが、個人的には、「浮き袋説」に強く賛成しています。
魚が浮力を保つための浮き袋は、多少なり気圧の影響を受けます。
高気圧の場合、水面に与える気圧も高いので、
水中の魚は、浮き袋ごと抑えつけられ、底付近に留まり、泳ぐことは困難になるでしょう。
ブラックバスなど大型の魚はあまり関係ないかもしれませんが、
ベイトとなる小魚達は、この気圧の影響をより受けやすいと考えられます。
逆に、低気圧の場合、浮き袋にかかる気圧も低いので、小魚達は自由に泳げたり、表層近くまで浮かび上がってきたりします。
つまり、ブラックバスの捕食しやすい状況が生まれやすくなります。底や障害物に隠れじっとしている小魚より、
不用意に浮かんでいる小魚の方が、ブラックバスも捕食しやすいはずです。
低気圧が近づくと、ブラックバスが盛んにベイトを追い、ルアーも追う。高活性になり、釣りやすい状態になる。
夏場では、気温も下がり、水温も下がっていくでしょう。
そのように考えていくと、「高気圧より低気圧」、という説も納得ができます。
私も、実釣行を通して、「高気圧より低気圧」ということを、強く実感しています。個人的な見解ですが、
前線が通り過ぎた後などが、最も釣りやすい状況だと思っています。
雨が降ってきたから、ロッドをしまおう。雪が降ってきたから、帰ろう。
その行動は、釣果を求めるのなら勿体無いかもしれません。
もちろん、大きな雷が近づいてきたという場合は、絶対に避難してください。しかし、そこで帰宅せず、積乱雲が通り過ぎるのを待ちましょう。次第に晴れ間が空を埋め尽くしてきた頃には、是非ロッドを持っていただきたいと思います。
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Q.
キャストの練習方法。
A. |
キャストの練習は、できるだけフィールドで行いましょう。
フィールドで投げる一投一投が、そのまま最高の練習になっています。キャストを上達させたいなら、釣行を
重ねていくことが一番だと思います。
あるフィールドで、バックハンドのキャストが必要だった。しかし、バックハンドのキャストが上手くできず、
悔しい思いをした。
誰もが経験することだと思います。
その経験を無駄にせず、同じようなシチュエーションを頭に描きながら、護岸からキャストの練習をしておきましょう。その場に留まって、何度もキャストを繰り返します。納得がいくキャストが出来ても、連続何回成功するまで繰り返すというような努力も必要でしょう。
昼間に練習するならば、必ずフィールドで行いましょう。「生きた」練習が何よりも大切です。
また、昼間以外、フィールド以外でも練習はできます。お勧めの練習方法は以下のものです。
使用ルアーは、3/8oz程度のラバージグがよいでしょう。そして、バケツと懐中電灯を用意しておきます。
場所は、空き地や広いところを選びます。
周囲が暗ければ、バケツの中に点灯させた懐中電灯を入れておきます。
まずは、5mほど離れた位置から、そのバケツにルアーを入れるようにします。何度も繰り返し、バケツ程度の直径なら必ず入れれるようにしておきましょう。
その後、1mずつ離れていき、どんどん距離を長くしていきます。目標は、20mです。この距離で、バケツに入れれることができるようになれば、まず釣り場で不自由することはありません。
また、オーバーハンドキャストだけでなく、バックハンドキャストやピッチングなども練習しておきたいものです。
そして、慣れてくれば、ルアーがバケツにぶつかる音を出来るだけ小さくなるよう工夫していきます。
直前でブレーキをかけたり、飛んでいくルアーの軌道を高くしたり、低くしたりというようなことを
試みていきます。
バス釣りの上手い下手を分ける要素の70%は、「キャストの上手さ」だと思います。
以上のような練習を心がければ、バス釣りはさらに上達していくでしょう。
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Q.
バスが釣れない。どうすればよいか。
A. |
私もバスが釣れません。どうすればよいでしょうか。
多くの野池釣行をしていますが、ハイシーズンでも釣れないことはよくあります。
このQ&Aコーナーにおいても、偉そうに、理論立てたことを記述していますが、私自身バスが
釣れません。
ブラックバスのトーナメントでも、「参加者全員が一匹も釣れなかった」ということが、実際にあります。
つまり、バスプロでも、トーナメントが開催されるようなフィールドでも、釣れないことが
ある、ということです。
日を改めれば釣れるかもしれませんし、たまたま季節が悪かったのかもしれません。
ブラックバスを釣ることは、よほど良い条件が重ならない限り、よほど幸運でない限り、難しいの
かもしれません。
まずは、何日も通い、様々なルアーを試し、あらゆる時間帯、ポイントを攻めてみることが必要なのでしょう。
また、「上級者」に習うということも大切です。どの分野でも言えることですが、「独学」には限界があります。
特に釣りにおいては、すでにある程度の知識や技術を身につけた人から教えを乞うということが、非常に大切です。
100回の釣行より、1回、上級者の方と同行した方がよほど上達への近道になります。
バスを釣り上げたいなら、上級者と共に釣行へ出る。
私も常に、上級者の方と一緒に釣行へ出たいと願っています。
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Q.
40cmUPを釣りたい。50cmUPを釣りたい。
A. |
大きなバスを手にするには、様々な方法が考えられます。
まず、サイズの大きなバスを釣る手段として、一般的なのは「大きなルアー」を使用するということです。
大きなルアーを用いれば、小さなバスは口に出来ず、子バスはヒットしない。大きなバスしかそのルアーを捕らえられず、結果として大きなバスしかヒットしない。という、確率的な話になります。
また、大きなバスには、小さなものより、大きなものを襲い易いという性質があるのかもしれません。
大きなルアーは、でかバスを刺激し易いのでしょうか。私も、実釣を通して、大きなルアーを使用している際には、いいサイズのバスがよくヒットするということを実感しています。
ただし、ビッグベイトのような大きなルアーを使用していても、子バスがヒットすることがあります。
ノーウェイトのスモールラバージグのような極小リグを用いても、50cmUPは釣れます。
一概に、大きなルアーさえ使っていれば良いという訳ではありませんが、小さなものを使うよりも大きなルアーを使用したほうが、大きなバスの
ヒットする確率は非常に高くなるでしょう。
そして、「太くて短い」ワームというものも、大きなバスがヒットし易いと言われています。そのシルエット自体が、でかバス好みなのかもしれません。私も、学生時代は、その太短いシルエットのワームの釣果に驚かされたことがあります。50cmUPを手にしたワームの多くは、そのような太くて短いワームでした。
また、フィールド選びも重要です。
特に過去、50cmUPが出たというフィールドは、必ず訪れたいフィールドです。
そのような情報は、釣具屋を始め、釣り仲間、フィールドで出会う釣り人から得ていきます。
50cmUPが出るということは、少なくともバスが生息してから10年程度の月日が流れており、数多くのバスが潜んでいるはずです。さらに、50cmというバスが一匹でもいれば、40cm程度のバスは、さらに多く潜んでいると考えられます。40cmは5年、50cmは10年という月日を、一つの目安とすればよいでしょう。
したがって、40cm以上のバスを手にしたいのなら、バスが生息してから少なくとも5年以上経過したフィールドを選んでいきましょう。野池なら、その場所にある石碑などで確認することができます。
また、野池の場合、「水抜き」を行うことがあります。野池の保守管理や農作業のために行うもので、地域によっては、毎年行うようなところもあります。当然、「水抜き」が成されれば、そこに住む魚達は激減するでしょう。このような情報は、付近で農業をされている方や、野池を管理している方に直接聞くことで確認できます。
多少抵抗はありますが、大きなバスを追い求めるなら、必要な行動でしょう。
以上、簡単に記述しましたが、40cm以上のバスを釣り上げる手段は、日々多くのアングラーによって
研究されています。もちろん、私自身も研究していますし、まだまだ独自のノウハウを持っているつもりです。
皆さんも、あまり既存の理論に左右されること無く、独自の理論を築き上げていってください。
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Q.
ロッドワークがわからない。
A. |
ロッドワークで代表的なものは、「シェイキング(小刻みにロッドをしゃくる)」です。
シェイキングを使う場面で多いのは、「アンダーショットリグ」を使用しているときでしょう。
このときのポイントとしては、ワームだけの重みと、ワームとシンカー両方の重みを、しっかりと
判別できるようにしておきます。
「一点シェイク(シンカーを動かさずにワームだけ震わせる)」では、この感覚を覚えておき、ワームの
重みだけを感じたままロッドをシェイクしていきます。
また、ロッドワークを使う場面として多いのは、「ラバージグ」を使用する時です。
ザリガニが底から跳ね上がる様子を演出し易いラバージグでは、ロッドワークがとても重要になってきます。
ラバージグを底から跳ね上げるためには、リールを巻くという動作では難しく、ロッドワークが必要です。
ロッドを素早く縦に煽り、ラインを縦に引き上げることで、ラバージグを底から離します。
そして、ロッドを縦にした後、ロッドを倒しながら糸フケ(糸の緩み)を巻き取っていきます。
ラバージグでは、そのようなアクションの繰り返しが、とても魅力的なアクションを生みます。
したがって、このロッドワークは、必ず身につけておきたいものです。
また、クランクベイトのような「巻き物系ルアー」を使用する際にも、ロッドワークを適切に行えば、より良い釣果を望むことができます。
例えば、ロッドの先端の位置だけで、ルアーの深度に幅を持たせることができます。ロッドを立てたままリトリーブすれば浅めの水深を、ロッドを下げてリトリーブすれば深めの水深を攻めることができます。つまり、ロッドワークを加えれば、より広範囲に探ることができます。
足元まである一定の水深を泳がせ続けたいのならば、始めはロッドを立てながらリトリーブをしておき、ルアーが足元に近づくにつれ、徐々にロッドを倒していきます。そのようなロッドワークを行えば、足元まで一定の水深を保つことができます。
また、ロッドワークの最大の利点は、ロッドを動かすことで、ラインの動きを大きくコントロールできることにあります。リールを素早く巻くという方法よりも、ロッドを煽る方が何倍も素早くルアーを動かすことができるでしょう。
中層をリトリーブしていたルアーを、突然ヒラ打たせたいという場面でも、リールを素早く巻くだけでは難しく、効果的なアクションを生み出すことはできません。ロッドを素早く煽ることで、大量のラインを寄せることができるので、瞬間的なヒラ打ちを演出することができます。
このテクニックを応用したのが、ジャーキングやトゥイッチング(小刻みにロッドをしゃくりながら、ラインを巻き取っていくこと)です。
これは、ミノーなどを、常にイレギュラーなアクションをさせながら、リトリーブさせたいときに使用します。
ジャーキングやトゥイッチングでは、ロッドを煽りながら、ロッドを倒した瞬間にラインの弛みを取っていきます。その動作を連続して行うことで、ルアーの継続したランダムな動きを演出することができます。また、ロッドを煽った直後は、ルアーに瞬間的なポーズが入るので、この時停止したルアーもブラックバスにとっては、非常に魅力的に映るようです。
ロッドワークをした後、ラインを巻き取るということは、ワームを動かす上でも重要です。
ラインの巻き取る角度を変えるだけでも、ワームのアクションに変化が起きます。もちろん、ロッドを動かさず、リールを巻いていくだけという方法もあります。しかし、糸フケを絶えず取りながら、ロッドを動かしていくというアクションも大切です。倒木など障害物を攻めている場面などでは、特に必要な操作でしょう。
ロッドワークは、ルアーをコントロールするためというよりも、ラインを上手くコントロールするために行うと考えた方が良いでしょう。そして、適切なロッドワークも、やはりフィールドで学んでいく必要があります。
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