超初心者Q&A - タックルの選び方に関する質問
Q.
ベイトタックルとスピニングタックル、どちらを購入するか迷っている。
Q.
ベイトロッドを購入する際、どのようなものを購入すればよいのか。
Q.
ベイトリールを購入する際、どのようなものを購入すればよいのか。
Q.
スピニングロッドを購入する際、どのようなものを購入すればよいのか。
Q.
スピニングリールを購入する際、どのようなものを購入すればよいのか。
Q.
ラインの太さ、種類はどのようなものを購入すればよいのか。
Q.
釣具のメーカーで、信頼のあるメーカー、ないメーカーはあるのか。
Q.
高価なタックルは必要なのか。安価なものしか買えないのだが。
Q.
初めてのルアーは、どのようなものを購入すればよいか。
Q.
お勧めのハードルアー、ソフトルアーはどのようなものか。
Q.
偏光グラスは必要か。また、その選び方は。
Q.
バス釣りに行くには、とりあえず何を持って行って、どうすれば良いのか。
Q.
リールには右巻きと左巻きがあるが、適しているのはどちらか。
Q.
ソフトルアーに対する適切なフックの大きさは、どれくらいなのか。
Q.
シンカーは、どのようなものを購入しておけばよいのか。
Q.
ベイトタックルとスピニングタックル、どちらを購入するか迷っている。
A. |
一般的には、初めて手にするタックルは、「スピニングタックル」を選択した方が良いと
されています。
しかし、私は、バス釣りを始める方が初めて手にするタックルとして、「ベイトタックル」をお勧めします。
なぜならば、もし私自身が、あるロッドを一本だけ持ってフィールドに向かうとしたら、90%以上、「ベイト」
だからです。
スピニングタックルより、ベイトタックルの方が、扱うことのできるルアーの幅が広く、
とりあえずどのような場面でも対応することができます。
そして、何よりベイトタックルは、「バスフィッシングらしい」、「カッコいい」と思うのです。
せっかく始めたバスフィッシングも、
長続きさせるためには、まずは格好から…。そのことは、非常に大切なことだと思っています。
ベイトタックルならば、釣り場で他のバサーに臆することもありません。
また、バス釣りを始めるということは、その釣り方の多くが「陸っぱり」であると思います。
陸っぱりの場合、狙うポイントが限定され、太いラインを装備している方が有利という場面が多々あります。
そして、せっかく購入した高価なルアーを、いきなりの根がかりで紛失するということも考えられます。
これらの理由からも、太いラインを格納しやすいベイトリールの方が、初心者の方には向いていると思われます。
ただし、「バックラッシュ」というベイト特有のトラブルからは、バスプロでさえ逃れられません。
この点については、練習が必要です。
使い始めは、ブレーキ(〜コントロールともいう)を最大にしておき、キャストします。つまり、ラインの
放出量を最小にしておき、キャストします。その感覚を維持しながら、徐々にブレーキを開放していきます。
そして、何度かキャストとブレーキ量の調整を繰り返しながら、ベイトリールの感覚を覚えていきます。
このような段階を踏んで、練習をすれば、たとえ超初心者の方でも1時間もすれば、しっかりとルアーを
投げれるようになるはずです。
「初めてだからスピニング」…すぐに諦める必要はまったくありません。
|
Q.
ベイトロッドを購入する際、どのようなものを購入すればよいのか。
A. |
まず最初のベイトロッドとして適しているものは、長さは6.6フィート前後、硬さはミディアムのものが良いでしょう。
6.6フィートと言えば、標準のロッドよりは長めです。しかし、これより短いものは、遠投性に欠けるでしょう。小回りが利き、使い勝手も良いでしょうが陸っぱりメインの釣行を考えているなら、できれば7フィートぐらいの長さがほしいものです。
また、ロッドの硬さはキャストのし易さに影響してきます。軽いものをキャストするなら柔らかいロッド、重いものをキャストするなら硬いロッドという対応をさせると、キャスト性能に差がはっきりと現れてきます。
ミディアム、つまり標準的な硬さであれば、どのようなルアーを扱うにしても、最も応用が利くはずです。
初めて手にするベイトロッドとして、お勧めのロッドは以下のものです。
メジャークラフト スライサー SC−662M
入門ロッドとしてはもちろん、上達してきてもその性能に不満を抱くことはないでしょう。このクラスのロッドならば、釣り場でも自信を持って使用することができます。
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Q.
ベイトリールを購入する際、どのようなものを購入すればよいのか。
A. |
リールは、金額により性能の違いが大きく現れます。特に、ベイトリールはその違いが顕著で、初心者でも十分にその違いを感じることができるでしょう。
高価なものほど、飛距離、トラブルへの耐性、使い心地何れも優れます。
また、購入する際には、適合ラインも確認しておきましょう。どの太さのラインが、
どれくらい巻けるのかということは、必須項目です。
初めて手にするベイトリールとして、お勧めのリールは以下のものです。
シマノ(SHIMANO) スコーピオン Mg 1000
初心者から、上級者まで幅広く使用されています。もちろん、使い心地は最高です。
バックラッシュのトラブルもほとんどありません。自信を持ってお勧めできるリールです。
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Q.
スピニングロッドを購入する際、どのようなものを購入すればよいのか。
A. |
スピニングロッドは、バス釣りの位置づけでは、「ライトルアー(軽いルアー)」をキャストするために用いられます。扱うものは、ノーシンカーリグやアンダーショットリグ、スモールラバージグや小型ルアーなどがメインになるでしょう。
軽量なものをキャストするには、「柔らかい」ロッドを用いることが一般的です。その方が、正確にキャストしやすく、遠投も可能です。したがって、硬さの目安としては、UL(ウルトラライト)からM(ミディアム)のものがよいでしょう。
まずスピニングロッドを一本購入されるのなら、お勧めのものは、「L(ライト)」のものです。この硬さであれば、スピニングで扱うべきルアーはもちろん、ベイトで扱うようなルアーでも、扱うことができるはずです。さすがに、ビッグベイトなどを扱うことは難しいでしょうが、キャストすることと、ファイトすることに関しては、全く不満を抱くことはないでしょう。標準的な硬さだと思います。
ただし、ラバージグなど、ある程度のロッドワークを必要とするルアーの場合、L(ライト)程度だとアクションが付け辛く、キャストも難しいということが考えられます。このような場合は、ベイトタックルを用いるか、MH(ミディアムヘビー)程のスピニングロッドを用いた方が良いでしょう。
また、L(ライト)程度のロッドならば、ブラックバスのバイトを弾く(バスがルアーを捕らえきれない)ことも免れやすくなります。プラグ使用時などには、その喰い込みの良さを実感できるでしょう。
長さは、陸っぱり中心ならば、6.3フィート以上が良いと思います。
初めて手にするスピニングロッドとして、お勧めのロッドは以下のものです。
アブガルシア(Abu Garcia) ホーネット・スティンガー HSS−632L
初めて手に入れるスピニングロッドとしては、最もお勧めしたいものです。6.3フィートという長さですが、ロングキャストも可能です。そして、ソフトルアーはもちろん、ハードルアーも扱えることが出来るでしょう。
いつまでも使い続けることができるロッドです。
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Q.
スピニングリールを購入する際、どのようなものを購入すればよいのか。
A. |
スピニングリールは、価格により、その性能の大きな差を感じることはまずないでしょう。
1万円以上の高価なものは、「スプール(ラインが巻かれているホイール)」の形状が特殊で
あったり、リール全体が非常に軽量化されていたりします。
これらは、遠投性能やライントラブル回避性能、使い勝手に大きく貢献しています。
ただし、バスフィッシングにおいて、数千円のスピニングリールであれば、それらに
ほとんど不満を感じることはありません。
バスフィッシングに用いるスピニングリールとしての大きさは、2500番台、
スプールの形状はシャロー型(浅型)がよいでしょう。
初めて手にするスピニングリールとして、お勧めのリールは以下のものです。
シマノ(SHIMANO) ナスキー 2500S 私自身も所持しているスピニングリールです。
ライントラブルの少なさ、遠投性能、使い勝手、全て満足のいくものです。
このリールならば、長く付き合うことができるでしょう。もちろん、ソフトルアーからハードルアーまで、
どのようなルアーにも幅広く対応します。
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Q.
ラインの太さ、種類はどのようなものを購入すればよいのか。
A. |
初めて手にするライン、一つだけのリールに巻くライン、汎用性の高いラインとして、最も
お勧めするのは「ナイロンライン」です。
ナイロンラインは、ライントラブルも少なく、どのようなルアーでも使用することができます。
トップウォーターからボトムを攻めるような釣りにまで、幅広く対応できます。
本来なら、ソフトルアーや底を狙っていく釣りでは「フロロライン」。
トップやヘビーカバーを攻めるなら「PEライン」という使い分けが
一般的です。
単純に、バスフィッシングの場面では、2種類以上のラインが使い分けが求められます。
つまり、リールもロッドも、それぞれのラインごとに準備しなくてはなりません。
しかし、そのような予算はありませんし、とりあえず「ナイロンライン」さえあれば、
フロロもPEの性能も、ある程度補足できます。
私も、一本だけロッドを持ちフィールドに向かうとしたら、そのリールに巻かれている
ラインは間違いなく「ナイロンライン」でしょう。
太さ(強度)は、ベイトリールに巻くなら12ポンド前後。スピニングリールなら6ポンド前後が良いでしょう。
それらの強さなら、とりあえず、どのような場面でも適切に対応できるはずです。
初めて扱うラインとして、お勧めのラインは以下のものです。
ベイトタックル用
サンライン(SUNLINE) マシンガンキャスト SAMURAI SPIRIT 150m 結節強度、柔らかさ、どちらも
申し分ないものです。単価もそれほど高価ではないので、私もよく使用するナイロンラインです。
スピニングタックル用
東レフィッシング(TORAY) ソラロームII スーパー ドリフト 150m このラインも、自信を持ってお勧めするラインです。比重が水に極めて近く、特にノーシンカーリグなどを扱う際には、ベストなラインだと思います。もちろん、使い勝手も抜群です。
|
以上、「ナイロンライン」をお勧めしてきましたが、上達してくればその性質の限界を感じることにでしょう。
ナイロンは、感度不足、比重の軽さ(水とほぼ同じ)という短所もあります。
初めは、その使い勝手のよさを優先させていれば良いのですが上達してくると、「フロロ」と「PE」
両ラインの性能の「特殊さ」を求めるようになります。
それは、より良い釣果を得るには必須の性能で、ほとんどの場面で「フロロ」か「PE」どちらかを
使用することになっていくでしょう。
事実、私のタックルは、「フロロライン」を巻いているものが大半を占めています。
Q.
釣具のメーカーで、信頼のあるメーカー、ないメーカーはあるのか。
A. |
これに関しては、どの業界でも賛否両論あると思います。
個人的には、「自分が手にしたメーカー」、これが一番信頼のあるメーカーだと考えています。
メーカーにより信頼性が異なるかどうかを確認するためには、同じ条件下(気象、水質、健康状態)、
同じタックル、同じ魚(しかも同じコンディション)で検証する必要があります。
「この天候、このポイント、このタックルで、何cmがヒットしたが、バレてしまった。」
「では、違うタックルではどうだったか?きちんとヒットするのか?キャッチできるのか?」
これらを再び同じ条件下で、検証していくのは、まず不可能です。
また、「壊れやすいかどうか」、「扱いやすいかどうか」という点でも、釣り人により体格は異なり、
使用する状況も異なります。このメーカーは壊れやすい、扱い難いということも、全ての釣り人に
共通して言えることは、絶対にできないでしょう。
新しいロッドを手にしたら、キャストしやすくなった、釣果が伸びたということも、単に自身の
技術が向上しているだけかもしれませんし、他のメーカーのロッドならばもっと扱いやすいかもしれません。
また、その新しいロッドも、他の人が手にすれば、使い物にならないようなものかもしれません。
「自分が手にするメーカー」。これが、一番信頼のおけるメーカーだと考えています。
そのメーカーは、その都度変わっていくかもしれませんが、自分の手にするメーカーを信じて使用していけば
よいでしょう。
ただし、バスフィッシングメーカーにも、「ブランド志向」というものが確かにあります。
これも個人により、感じ方は様々で、一概にどのメーカーが良いと言うことはできません。
以下の記述は、私個人の感覚です。参考程度にどうぞ。
特に信頼のある、ブランドイメージのあるメーカー
ロッド: | エバーグリーン、メガバス、ティムコなど |
リール: | シマノ、ダイワ、アブガルシアなど |
ライン: | サンライン、デュエル、トウレフィシングなど |
ハードルアー: | メガバス、イマカツ、ダイワ、ジャッカルなど |
ソフトルアー: | ゲーリーヤマモト、ベイトブレス、デプス、バークレーなど |
※ここに挙げたもの以外にも、素晴らしいメーカーはたくさんあります。上の表は、あくまでも一バサーとしての感想です。
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Q.
高価なタックルは必要なのか。安価なものしか買えないのだが。
A. |
結論から言うと、全く必要ありません。
どんなに安価なロッドでも、大物は釣れます。極端な話をすれば、ロッドやリールが無くとも、ラインとルアーさえあれば、ブラックバスは釣れます。
本来ならば、向かうフィールドの状況や、扱うルアー、ラインによって、スピニングタックルとベイトタックル、
さらにはそれぞれ専用タックルを用意しておくことが、理想的です。つまり、一つのルアーに対して、一本の専用ロッドをそれぞれ使用するということです。実際に、特定のルアー専用ロッドが、多く発売されています。
しかし、当然のことながら、高価な専用ロッドを何本も用意するような予算はありませんし、その必要性自体もほとんど感じません。
ルアーをあるポイントに撃ち込む正確性、ルアーを操る操作性、微弱バイトを感じ取る繊細さ、
魚のファイトを平伏させるパワーは、釣り人のスキルでいくらでもカバーできます。
ルアーごとに専用タックルを用意せずとも、一つのタックルで、
どのような釣りでも対応することができます。
そして、バス釣りが本当に上手い人は、どんなに安価なロッドを握っても、どんなに安価なリールを使用していても、やはり上手です。
逆に、5万円もするようなロッド、リールを使用していても、良いバスを釣り上げられない、バス釣りが下手という
人も珍しくありません(事実、私がそうです)。大切なのは、「いい道具」ではなく「いい腕」、「多種のタックル」より「一つのタックルを使いこなす力量」です。
ただし、「高価なタックル」にも多くの利点があることは確かです。
操作性や軽量性が良いのはもちろんですが、もっとも注目すべきは「釣り人のモチベーションへの影響力」です。
1万円のタックルと、計10万円もするようなタックル、バスを求め続け、道具を大切にし続けるのはどちらの場合でしょうか。
どの分野でも言えますが、高価な道具は「長く」使えます。そして、上達も早いと思います。
それは、高価な道具を持つ人のモチベーションが、安価な道具よりも明らかに高いという要素が、大きいのではないでしょうか。
1万円のリールを保管する際、リールカバーはしませんが、5万円のリールならば傷が付かないよう大切にカバーをします。
1万円のロッドを保管する際、竿先のダメージなどほとんど気にしませんが、5万円のロッドならば丁寧にメンテナンスしてしまいます。
計1万円のタックルなら、ワンシーズンで終えても構いませんが、計10万円のタックルは一生使い続けたいものです。
計1万円のタックルなら、週末だけの釣行で満足かもしれませんが、計10万円のタックルは毎日でもフィールドで手にしていたいと思います。
高価なタックルは、バス釣りの場面では全く必要ありません。安価なタックルの性能で十分です。高価なものを、持つか持たないかの判断は、他人からの羨望の目がほしいか、自己満足を得られるかどうかということに限られるでしょう。
ただし、上達への近道の一つとして、「高価なタックル」を備えることも一理あるのではないかとも感じます。
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Q.
初めてのルアーは、どのようなものを購入すればよいか。
A. |
初めてのルアーとしてお勧めするのは、フローティングタイプ(浮くタイプ)のクランクベイト
です。
理由としては、根がかりが少ない、飛距離も出る、表層も中層も攻められる、アクションが簡単、
そして、何より「釣れる」からです。
クランクベイトにある「リップ」は、泳ぎのアクションを生み出すだけでなく、障害物を回避するためにも
機能します。また、リトリーブスピードとロッドの角度に工夫を持たせれば、様々な水深を攻めることもできます。
そして何より、「巻くだけでよい」、「巻くだけで釣れる」という点が最大の利点だと思います。
クランクベイトは、「ただ巻き」というアクションだけで、ブラックバスがヒットしてきます。
また、ただ巻きの最中に、クランクベイトが何か岩などに衝突すれば、「ヒラ打ち」というバスに
とって非常に魅力的なアクションを生み出します。この瞬間のバイト確率は、驚くべきものがあります。
初心者の方でも、安心して使用でき、なおかつ釣果も良い。クランクベイトは、初めて手にするルアーと
して最もお勧めしたいルアーです。
そして、クランクベイトは初心者の方だけでなく、上級者の方にとっても非常に魅力的なルアーです。
その使用方法には、無限の可能性があり、現在も様々なタイプ、釣法が考え出されています。
つまり、クランクベイトは、極めて「奥の深いルアー」だと言うことです。
「クランクベイトを制すれば、バス釣りを制す」。
「バス釣りはクランクベイトに始まり、クランクベイトで終わる」。
そこまで言い切っても良いほど、素晴らしいルアーだと思います。
初めてのルアーとして、お勧めは以下のものです。
メガバス(Megabass) MR−X GRIFFON
私のタックルケースに必ず入っているクランクベイトです。
初めて手にするルアーのカラーは、本物の小魚に近い「リアル系」が良いでしょう。
オイカワ、アユ、ブルーギルカラーなどがお勧めです。これらのカラーなら、幅広い水質に対応できるでしょう。
エバーグリーン(EVERGREEN) コンバットクランク スタンブル
クランクベイトの超名作、「コンバットクランク」のシャロータイプです。
このルアーは根がかりも少ないので、初心者の方でも扱いやすく、当然「でかバス」も狙えるものです。
ダイワ(Daiwa) TDクランク US 3061F
私が大きな信頼を寄せている「TDクランク」。初めて手にしたクランクベイトも、このTDクランクでした。
このクランクベイトで、一体何本のブラックバスをキャッチたことでしょう。川でも、もちろん野池でも、大活躍してくれるルアーです。
また、ここには紹介しませんでしたが、ポッパーやペンシルベイトなどの「トップウォーター系プラグ」もお勧めです。
水面をアクションさせるルアーですが、ルアーの動き、バイトの様子がはっきりと目視できるので、初心者の方にも
適しているでしょう。
そして、何より、そのバイトの激しさに魅了されるはずです。トップウォーターのバイトを、一度でも体験すれば、たちまちバスフィッシングの虜になるでしょう。
水面を叩くルアー、激しい水飛沫とともに、襲ってくる強烈な引き…
トップウォーターを扱う楽しさは、ルアー釣りの醍醐味そのものであり、全てかもしれません。
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Q.
お勧めのハードルアー、ソフトルアーはどのようなものか。
A. |
お勧めのハードルアーとして、「初めてのルアー」で紹介したクランクベイト、ポッパーの他に、「スピナーベイト」を
お勧めしたいと思います。
スピナーベイトは、その形状から初心者の方には敬遠されがちですが、遠投性、障害物回避性、アピール性、もちろん釣果も抜群です。そして、注目すべきは、ヒットするバスのサイズが、「大きい」傾向が強いという点です。
また、アクションも「ただ巻き」で十分という点でも、非常に扱いやすいルアーだと思います。スピナーベイトは、私の最も好きなルアーの一つです。
お勧めのスピナーベイトは、以下のものです。
ティムコ(TIEMCO) PDL スーパー・ハーフスピン ダブルウィロー お勧めは、二つあるブレードがともにリーフ型(木の葉型)のものです。先のブレードは金色、下のブレードは銀色のものがよいでしょう。この両ブレードなら、一匹の小魚(背筋が金、腹側が銀)を再現することが可能で、釣果も良いと感じています。
また、お勧めのソフトルアーは、何と言っても「ゲーリーヤマモト」の4インチカットテールでしょう。
某バス釣り雑誌からも高い評価を受け、そして、バスプロの多くが認める、超名作ワームです。
私も、一つだけソフトルアーを持ち出すことができるなら、絶対に4インチカットテールを選びます。
タックルケースにも必ず入っています。
テキサス、ワッキー、アンダーショットなどなど、対応リグの種類も無限で、当然釣果も抜群です。
ソルト(塩)が入っているため比重も高く、ノーシンカーでもよく飛びます。もちろん、バスが
一度喰いつくものなら、なかなか離しません。おそらく、バスも美味しいのでしょう。
ワームのサイズも、本来ならフィールドにいるベイトのサイズに合わせたいところですが、この「4インチ」という
大きさは、文句のつけようがありません。完璧です。どのようなフィールド、どのような状況に置かれても、
必ず活躍してくれるでしょう。
カラーは、どの色でもよく釣れます。カラーをフィールドの状況に合わせることも必要ですが、カットテールの釣果はそれを凌駕します。
ゲーリーヤマモト(Gary YAMAMOTO) エコ4インチカットテールワーム 自分が釣れそうだと思うカラーを選んで、全く問題ありません。強いて言えば、ブラックやブルーなど、ダーク系のカラーがお勧めです。できれば、数種類のカラー、大きさも3.5インチや5インチというものも用意しておけば万全でしょう。
また、「ゲーリーヤマモト」の中に「ヤマセンコー」というワームシリーズがあります。
このシリーズもお勧めです。特に、3インチという大きさのものは、「最終兵器」と言っても過言ではありません。
釣れない時の切り札として、所持しておきたいものです。
ゲーリーヤマモト(Gary YAMAMOTO) 3インチ ヤマセンコー【NEW10本入りパック】 さらに、2インチというものもあります。これらは、スモールラバージグでトレーラーとしてセットしたり、ノーシンカーで使用したりします。ルアーに見向きもしないスレたバスも、このヤマセンコーには魅了されるようです。
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Q.
偏光グラスは必要か。また、その選び方は。
A. |
偏光グラスは、もちろん用意しておきたいアイテムです。
偏光グラスを用いれば、水面による光の乱反射を抑え、水中をクリアに観察することができます。
今までとは全く違う水面の世界で、バスの姿を観察することができるでしょう。
値段は、1,000円〜と幅広く設定されていますが、1万円程度以上のものをお勧めします。
偏光グラスも、値段と性能が比例する商品だと思います。高価なものを購入して、損はないでしょう。
レンズには、プラスティックのものやガラスのものがありますが、できれば「ガラス」のものを
お勧めします。レンズに傷が入りにくく、歪曲も少ないので、視界がいつまでもクリアに保たれます。
メーカーによってはレンズに特殊な加工をし、レンズ自体の光の反射を抑え、さらにクリアに見えるよう工夫されているものもあります。
また、レンズカラーにおいては、「ブラウン系」が良いでしょう。
晴天時(濃いブラウンが良い)や曇りの時(薄いブラウンが良い)でも、オールラウンドに活躍してくれます。最も魚影を確認し易い色なので、入門用として選択するカラーとしても、ブラウン色をお勧めします。
偏光グラスは苦手という方には、グレー系をお勧めします。「ライトグレー」などは、裸眼に非常に近い視覚を維持できるのでほとんど違和感なく使用でき、ブラウン系よりしっかりと水底の変化を観察できます。ただし、魚影を捉える能力はブラウン系より落ちます。が、それでも裸眼時よりは、はっきりと魚の姿を捉えることができます。
人により視覚は異なるので、一概にこのカラーが良いとは言えませんが、とりあえず、ブラウン系レンズを持った偏光グラスがあれば、どのような場面でも幅広く対応できるでしょう。
ちなみに、上級者は、天候やフィールドの水質に合わせて、様々なレンズを対応させます。その方が、水中の世界をはっきりと確認することができ、目への負担も軽減されるからです。
いくつもの偏光グラスを所持することは難しいかもしれませんが、晴天時と、それ以外の天候時の2種類ぐらいは、用意しておいても良いかもしれません。
お勧めの偏光グラスは、以下のものです。
サイトマスター(Sight Master) ELNIDO(エルニド) 偏光グラスにおいて大変信頼のある、サイトマスターの商品です。私も使用しているものです。お勧めのレンズカラーは、「スーパーライトブラウン」です。一度、偏光グラスを使ったら、もう手放せないはずです。入門用として、お勧めします。
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Q.
バス釣りに行くには、とりあえず何を持って行って、どうすれば良いのか。
A. |
「ライン(12ポンド)を巻いたベイトリール」、「ベイトロッド」、「クランクベイト」、この3つがあれば、とりあえず「バス釣り」を始めることができます。
しかし、ルアーはすぐに根がかって紛失するかもしれません。いくつか予備が必要です。
クランクベイトやハードルアーだけでは、釣れないかもしれません。ソフトルアーが必要です。
ソフトルアーには、フックやシンカーが必要です。
また、軽いものを投げていたら、
バックラッシュしてしまい、ラインが使いものにならなくなる恐れがあります。
したがって、ラインの予備やハサミも持っていくべきでしょう。
さて、いろいろ持っていくものが増えました。
これらを持ち歩くための「タックルボックス」を備えた方がいいかもしれません。
これがあれば、タックルの持ち運び、整理、出し入れも簡単です。
ということで、できれば「ハードルアー5個ほど」、「ソフトルアー3種ほど」、「フック、シンカー」、「ライン」、「ハサミ」を積載したタックルボックスも所持しておきましょう。
さて、フィールドに到着したら、フィールド全体を観察してみましょう。
他の釣り人がいる場合、話しかけてみるのもよいでしょう。ただし、他の釣り人の、釣りの邪魔になるようなことは絶対に止めましょう。釣り場では、「先行者第一優先」です。先行者から十分に離れた、空いている場所で釣りを始めていきましょう。
ルアーを投げれそうな岸際に到着したら、道具の準備です。
ラインをロッドのガイド(輪)に通して、その先にルアーを結びつけます。
さあ、あとはルアーを投げ、巻き、バイトを待ちます。一投目からヒットということも珍しくありません。
ドキドキしながら、集中してルアーを投げていきましょう。
…案の定、バックラッシュして、ラインが使い物にならなくなりました。大部分を切除しなくてはなりません。
どうしますか?
その切除したラインは、足元に放置しますか?
釣りに最も必要なタックルは、ロッドやリールではありません。
ゴミを持ち帰るための「ゴミ袋」です。
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Q.
リールには右巻きと左巻きがあるが、適しているのはどちらか。
A. |
一般的に、右利きの人の場合、ベイトは「右巻き」、スピニングは「左巻き」だと言われています。
私の知人、バスプロの多くがこのスタイルです。
しかし、これに固執することは全くありません。自分の巻き易い方、持ち易い方を選べば良いと
思います。慣れてしまえば、結局はどちらでも良く、使い分ける必要などありません。
ちなみに、私はベイトとスピニングともに、「右巻き」です(右利きで右手キャスト)。理由は特にありませんが、強いて言えば、「キャスト後、ロッドを持つ手を統一させたい」ということでしょうか。
ベイト「右巻き」、スピニング「左巻き」と使い分けていた時期もありました。しかし、すぐに両右巻きへ変えてしまいました。
両右巻きは、手返しの良さという点では、何のメリットもありません。キャストの度に、ロッドを持ち替えなくてはならなく、手間がかかることは事実です。
ただ、長年握ってきた「ロッドの感覚」を、左手から奪うことは結局できませんでした。左手ならば、ライン先のルアーの状況が手に取るように把握することができます。ベイトだろうがスピニングだろうが関係ありません。アクションもバイトもファイトも、「左手」でないと安心できないのです。
右巻き、左巻き、どちらにするかは個人の自由です。巻き易い方、持ち易い方を選べば良いと思います。
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Q.
ソフトルアーに対する適切なフックの大きさは、どれくらいなのか。
A. |
先に紹介した、4インチカットテールには、「1〜2/0オフセットフック」が良いでしょう。
ノーシンカー、テキサス、スプリットショットリグなど、様々な場面で活躍してくれます。
5インチ以上のソフトルアーには、「2/0〜3/0」程度の大きさが良いでしょう。ワームの全長の、1/3程度の
大きさを目安とします。
また、太目のワームには、フック幅の広い「ワイドゲイプ」というフックを用いましょう。
お勧めのフックは、以下のものです。
モーリス(MORRIS) グラン ノガレス フッキングマスター バーサタイルフィネス 1、1/0、2/0、3/0、それぞれのサイズを揃えておきましょう。4/0以上のものを使用することはまずありません。
ワイドゲイプ以外に、細身ワーム用のナローゲイプも用意しておきたいものです。
モーリス(MORRIS) グラン ノガレス フッキングマスター ライトクラス カットテールのようなワームに、ベストマッチします。私も、このフックをメインに使用しています。サイズも1〜3/0まで、それぞれ揃えておきたいものです。
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Q.
シンカーは、どのようなものを購入しておけばよいのか。