結論は、「浅場」だと考えます。 この季節、こちら中国地方の各フィールドでは、水温が15℃を越え始め、場所によっては18℃〜20℃に到達している頃です。この水温になると、多くのバスは産卵を始め、今は、産卵前のバスと産卵後のバスが混在している状態になっているものと思われます。 そして一般的に、産卵を終えたバスは深場へと移動し、体力の回復を待つと言われています。シャローに隣接するブレイクやディープを狙えと…。 しかし、私がメインフィールドとする野池や小規模リザーバーでは、このことはあまり当てはまらないと考えています。 特に小規模なフィールドにおいて、私の経験上、産卵後のバスはそのフィールドで最も「居心地の良い」ポイントへと移動する傾向にあります。それは、外敵から身を守り、急激な環境変化にも強く、ベイトも捕食し易い、「障害物近辺」です。つまり、年間を通して「良く釣れる」ポイントが、この季節においても狙い目だと思います。 よって、産卵前のバスを狙うという意味でも、浅場の方が、お勧めするには適するポイントとなります。 ただし若干ではありますが、産卵後のバスは、深い水深を好む傾向にあります。したがって、どシャローではなく、「障害物があり、ある程度の水深がある」ポイントが、最も望ましいと思われます。 また、産卵後のバスは、積極的にベイトを追うということは少なく、「細い、小さいシルエット」のルアーで、極めてゆっくりと攻めることをお勧めします。 あまり水深やポイントにこだわらず、使用ルアーの大きさやアクションに気を使った方が、釣果は伸びるかもしれません。 基本は浅い(4、5m以内を目安)ポイントを選び、障害物(倒木が特にお勧めです)を探しながら、小さいルアーでスローに探る。これが、今の季節には適している釣りだと思います。 |